パナソニックのLet's note(レッツノート)「CF-SV1シリーズ」は、12.1型のハイスペックモバイルノートPCです。
コンパクトなサイズながらも、光学ドライブを搭載しており、さらに多彩なインターフェースが備わっているため、使い勝手が良いのが特徴です。
ポイント
レッツノートは安心の日本製モバイルノートPCなので、ビジネスマンや大学生にも人気です。

レッツノートといえば、耐落下・耐圧・耐振動などの厳しい試験をクリアした、堅牢性と耐久性の高いタフなノートPCです。
また、個人向けのレッツノートでは、メーカー保証を最大で5年間に延長することができます。
Let's note メーカー延長保証サービスの詳細は、こちら(https://askpc.panasonic.co.jp/vsewpack/)の公式ページでご確認できますよ。

それでは「Let's note(レッツノート) CF-SV1」のレビュー記事を書いていきます。
実機レビュー
本記事は、法人向けのLet's note CF-SV1の「CF-SV1RDAVS」を使いレビューしています。
目次
Let's note CF-SV1のスペック一覧

Let's note CF-SV1RDAVSのスペックは以下の通りです。
Let's note SV1 CF-SV1RDAVSのスペック表
| OS | Windows 10 Pro 64ビット |
| CPU | 第11世代 インテル Core i5 1145G7 |
| 画面サイズ | 12.1型(16:10) |
| メモリ容量 | 16GB |
| ストレージ容量 | SSD:256GB(PCIe) |
| グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス(CPUに内蔵) |
| 質量 | 0.999 kg |
| 端子 |
|
| 動作時間 (標準バッテリー使用時最大) |
約12.5時間 |
| 生体認証 | 顔認証対応カメラ |
| その他 | 約207万画素Webカメラ/マイクを搭載 |
結論
- サイズは12.1 型で重量が約1kgと持ち運びに適している。
- 16:10と高さが長めなので、12.1 型でも画面の小さいが気にならない。
- 12.1型なのにDVDドライブを搭載している。
- インターフェースの種類が多いので使い勝手が良い。
- 動画・画像編集もストレスなくできるほど、十分なスペックを備えている。
外観・デザイン

一目でレッツノートだとわかるデザインですね。
レッツノートはデザインが変わらないため、昔の型を使っていても古さを感じさせませんね。

厚みは約3cmと、ペットボトルのキャップほどです。
見た目のデザインよりも、堅牢性を高めることに重点を置いたデザインになっています。
サイズ・重量

スリムB5サイズのキャンパスノートとの比較です。
サイズは幅280mm x 奥行200mmで、厚みは約33mmです。
スリムB5サイズとほぼ変わらない、コンパクトなサイズです。

片手でも楽々持てるサイズと重量ですよ。

バッテリーを取り付けた本体の重量は990gで、持ち運びには十分すぎるほど軽量ですね。
重さの目安としては、牛乳パック(1,000ml)1本分よりも少し軽いです。

ACアダプターは285gなので、ノートPCと合わせると1.2kgくらいになります。

ディスプレイ・サウンド

12.1型とコンパクトなディスプレイですが、画面に高さがあるため、資料作成やメールチェックなど、普段使いにおいて不満を感じることは少ない画面サイズです。
ウィンドウを並べて複数の作業をするには、画面サイズが足りません。
非光沢ディスプレイなので、映り込みが少なく目への負担も小さいです。

斜め上から見たときの見やすさが良いですね。
視野角も広いです。
画面の鮮やかさは普通でした。
綺麗な動画をPCで見たい人には、物足りなさを感じるかもしれませんが、普段使いには問題のないレベルです。

ベゼルは蛍光ペン1本くらいです。

ディスプレイは180度開くことができます。
複数人で作業をするとき、ディスプレイが180度倒せると、相手に画面を見せやすいですね。

音質は普通です。音量を最大にしても音割れはありませんでした。
スピーカーはキーボードの左右上部に配置されています。
この位置にスピーカーがあるため、音が直接届くので、聞きやすかったですね。
Webカメラ

ディスプレイ上部中央にWebカメラが設置されています。
Webカメラにはプライバシーシャッターがありません。
画素数は約207万画素で、オンライン会議や授業には十分すぎる性能です。
200万画素となると、資料の細かい文字も見ることができます。
キーボード

打感も良く、非常に打ちやすいキーボードです。
一般的なキーボードでは、一番左下には[Ctrlキー]が配置されていますが、レッツノートでは一番左下に[Fnキー]が配置されています。
[Fnキー]の位置に違和感を感じました。

丸型のホイールパッドは、レッツノートの特徴です。
使用感は悪くありません。慣れてしまえば使いやすいです。
インターフェース
インターフェースの種類は豊富です。これだけあれば、困ることはありません。
インターフェース
- USB3.1 Type-Cポート
- USB3.0 Type-Aポート×3
- 有線LANポート
- VGA端子
- HDMI端子
- ヘッドセット端子
- SDメモリーカードスロット
- DVDドライブ
最近では珍しい VGA端子や、モバイルノートPCなのにDVDドライブまで搭載されています。

左側面は、写真の左から以下の通りです。
左側面
- 充電ポート
- HDMI端子
- USB3.0 Type-A
- USB3.1 Type-Cポート

右側面は、写真の左から以下の通りです。
右側面
- USB3.0 Type-A
- VGA端子
- 有線LANポート
- セキュリティスロット
セキュリティスロットとは、盗難防止用のセキュリティワイヤーを取り付けられる穴のことです。

最近には珍しくVGA端子も搭載されています。

正面は、写真の左から以下の通りです。
正面
- 電源スイッチ
- SDメモリーカードスロット
- ヘッドセット端子
- DVDドライブ
電源は左下のスイッチをスライドすることで、電源を入れることができます。

大学生の場合、語学資料の再生やソフトウェアのインストールの際にDVDドライブがあると便利なことがあります。
Let's note CF-SV1のCPU・GPU・ストレージ性能
ベンチマークテストを実施した「Let's note CF-SV1RDAVS」のスペックは以下の通りです。
| CPU | 第11世代 インテル Core i5 1145G7 |
| メモリ容量 | 16GB |
| ストレージ容量 | SSD:256GB(PCIe) |
Crystal Disk Mark
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」でSSDの読み書き速度を測定しました。

PCIe接続の高速SSDを採用しています。
シーケンシャルリードは3,147.53MB/sで、ライトは1,204.93MB/sと非常に高速です。
読み書きの速度とも、速い値を示しています。
CINEBENCH R23
CPUは第11世代のCore i5 1145G7を搭載しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R23」のマルチコアは5,149pts、シングルコアは1,372ptsでした。

マルチコアとシングルコアのスコアは、十分に高い数値を示しており、Officeソフトの操作やオンライン授業など、快適に使用できる処理性能です。

PCMark 10

各項目が示すスコアは以下の通りです。
アプリケーション実行における総合的なPCの性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 10」の結果です。
| PCMark 10 ベンチマーク結果 | ||
| 項目 | 結果 | 快適に動作する目安 |
| 総合スコア | 4,400 | |
| Essentials (PCの基本性能) |
8,624 | 目安4100 |
| Productivity ビジネスアプリケーションの処理性能 |
5,824 | 目安4500 |
| Digital Contents Creation (クリエイティブアプリケーションの処理性能) |
4,590 | 目安3450 |
「Essentials」の「Productivity」のスコアも高く、OfficeソフトやWeb会議などのアプリは快適に使える性能です。
「Digital Contents Creation」の数値もまずまずで、簡単な動画編集もこなせる処理性能があります。
Let's note CF-SV1の感想

見た目の好みは、好き嫌いが分かれると思います。
堅牢性を重視した厚みのあるデザインになっています。
12.1型と持ち運びに適したコンパクトサイズになっていますが、インターフェースの種類が多くて使い勝手が良いです。
DVDドライブまで装備されているのは、レッツノートの特徴ですね。
不満を挙げるなら、キーボードの一番左下が[Fnキー]になっていることです。
一般的なキーボードの場合、一番左下は[Ctrlキー]になっています。
慣れた配列とは異なる配置になっているため、打ちづらさを感じました。
価格は高いですが、大学生の場合は4年間安心して使える、堅牢性とスペックを備えたモバイルノートPCでした。
出張先に持ち歩くビジネスマンにとっては、コンパクトかつ軽量でインターフェースの豊富さから、レッツノートを選ぶ人は多いだろうと感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました。