- マスクを外すたびに、イヤホンも一緒にポロリ…
- 耳掛け式は便利だけど、メガネのツルと干渉して痛い…
- イヤーカフ型は気になるけど、たくさんありすぎてどれがいいかわからない!

家事や運動をしながら「ながら聴き」がしたくて、耳を塞がないイヤホンを探していたんです。
特に、マスクを外す時に耳掛け式のイヤホンまで外れてしまうストレスや、メガネのツルと干渉するわずらわしさから解放されたいとずっと思っていました。
AnkerやSOUNDPEATSの製品と迷った末に、このQCY C30を選んだのですが、結論から言うと「もっと早く買えばよかった!」と心から思える大正解のイヤホンでした。
この記事を最後まで読めば、
- 実際に使ってわかった装着感・音質・マイク性能を解説
- ライバル製品と比べて、どこが優れているのか
- 実際に使ってわかった、正直な良い点と注意点
が、スッキリとわかりますよ。
ちなみに、QCYは、驚くような高コスパ製品を次々と生み出すことで、ワイヤレスイヤホン好きの間で非常に人気の高いメーカーです。
まずは、この「QCY Crossky C30」がどんなイヤホンなのか、その全体像から見ていきましょう。
目次
QCY Crossky C30 イヤーカフ型イヤホンの基本情報
ここでは、まずこのイヤホンの基本的な性能と、私が箱を開けて最初に感じたこと、つまりデザインや付け心地について、詳しく紹介していきますね。
スペックと特徴|この価格でマルチポイント・低遅延モード搭載は驚き
まずは、QCY C30の基本的なスペックを見てみましょう。
ただの数字の羅列ではなく、「だから、私たちの生活がどう便利になるのか」という視点でまとめたのが、以下の表です。
スペック項目 | 内容 | ここが嬉しいポイント |
---|---|---|
タイプ | イヤーカフ型(オープンイヤー) | 耳を塞がないので、周りの音が聞こえて安心。 |
重量 | 片側 約5g | つけていることを忘れる軽さ! 長時間でも疲れない。 |
ドライバー | 10.8mm | イヤーカフとしては十分な、迫力あるサウンド。 |
Bluetooth | 5.4 | 音が途切れにくく、安定している。 |
バッテリー | イヤホン単体:最大5.5時間 ケース併用で最大25時間 |
通勤・通学には十分。ケース併用で長時間使用可能。 |
便利機能 | マルチポイント接続 低遅延モード アプリ対応 |
PCとスマホの同時接続や、ゲームの音ズレ軽減が可能。 |
このスペック表を見て、私が特に「え、この値段で!?」と驚いたのがマルチポイント接続と低遅延モードです。
正直、1万円以下のイヤホン、特にイヤーカフ型でこの両方の機能が付いているモデルは、なかなかありません。
便利機能
- マルチポイント接続 → PCで動画を見ている時にスマホに電話がかかってきても、イヤホンをつけ直さずにそのまま通話できる!
- 低遅延モード → スマホゲームをやる時の、あのわずらわしい音のズレが少なくなる!
ただ音楽を聴くだけじゃない、1万円以下なのにプラスアルファの価値がこのイヤホンには詰まっているんです。これらの機能が、私たちの毎日を少し快適にしてくれますね。
開封レビュー|本体は高級感あり!でもケースは少し安っぽい?
ガジェットは、箱を開ける瞬間が一番ワクワクしますよね。QCY C30のパッケージは、シンプルながらも洗練されていて、期待感を高めてくれます。
箱を開けると、丸みを帯びた充電ケースと付属品が綺麗に収まっています。
ケースはマットな質感でサラサラしていますが、正直に言うと、「まぁまぁ、安っぽいかな」というのが第一印象です。プラスチック感が少し強く、ここは価格相応かもしれません。
表面は傷がつきやすそうなので、カバンに入れる時は少し気を使います。
イヤホン本体は、光沢のある加工が施されていて、とても高級感があります。安っぽさは全く感じません。この価格帯のイヤホンとは思えないクオリティの高さに、思わず「おっ」と声が出ました。
実際に耳につけてみると、その軽さに驚きます。片側わずか5g。人間工学に基づいて設計されているだけあって、耳にすっと収まり、圧迫感が全くありません。
充電方法は、標準的なUSB Type-Cです。残念ながら、置くだけで充電できるワイヤレス充電には対応していませんでした。
毎日使うものだからこそ、見た目や付け心地は重要ですよね。ケースの質感は少し残念ですが、それを補って余りあるほど、イヤホン本体のクオリティは高いと感じました。
買う前に知ってほしい注意点・デメリット
どんなに良い製品にも、少し気になるところはあるものです。ここでは、私が実際に使ってみて「うーん、ここはちょっと…」と感じた点を正直にお伝えするので、購入前の参考にしてください。
① タッチ操作がしにくいのが最大のネック
このイヤホンの最大の弱点は、タッチ操作のしにくさだと感じました。
センサーが耳たぶの後ろ側にあるため、狙った場所を正確にタップするのが少し難しいんです。慣れるまでは、再生/停止をしようとして、誤って曲送りをしてしまうことが何度かありました。
同じ耳をふさがないイヤホンでも、耳掛けタイプのほうが、操作はしやすいことが多いなと感じました。
② ケースは安っぽく、傷がつきやすいのが残念
開封レビューでも触れましたが、イヤホン本体の質感が高いだけに、充電ケースの安っぽさが少し目立ってしまいます。
艶消し加工が施された表面は、カギなどと一緒にカバンに入れると、すぐに細かい傷がついてしまいそうです。デザイン自体は悪くないので、この点だけが少し残念でした。
③オープンイヤー型なのに 音漏れ防止は優秀。静かな場所でBGM的に使うなら大丈夫?
耳を塞がないオープンイヤー型の宿命ですが、やはり音漏れはします。
QCYは「音漏れ防止技術」をアピールしていますが、どれくらい効果があるのか、実際に静かな場所で試してみました。
結論から言うと、手が届くほどの距離で大きな音で音楽を聴くと、相手にも音が聞こえてしまいました。
ただ、すごいのは、静かな場所でも音量を少し落としてBGM的に使うぶんには、音漏れの心配はほとんどないということです。
過度な期待は禁物ですが、「静かな場所では絶対に使えない」というわけではありません。音量さえ気をつければ、思った以上に幅広いシーンで使えるという印象です。
④ イヤホン単体のバッテリーは少し物足りない人も
イヤホン単体での最大再生時間は5.5時間です。
これは、片道1時間の通学で毎日使っても数日は持つ計算なので、多くの人にとっては十分な時間だと思います。
しかし、
- 大学にいる間、ずっと音楽を聴いていたい
- 休日に、長時間ゲームや動画を楽しみたい
という使い方をする人にとっては、「1日の終わりまで持たないかも…」と少し物足りなく感じるかもしれません。
もちろん、こまめにケースに戻して充電すれば問題ありませんが、つけっぱなしで1日中使いたい、という人には注意が必要です。
QCY Crossky C30の優秀なポイント5選
注意点をお伝えしましたが、もちろんそれを上回る素晴らしい点がたくさんあります。
ここからは、私が実際にQCY C30を使い込んでみて、「これは本当に買ってよかった!」と感じた5つの優秀なポイントを、熱量を込めてお伝えします。
① 驚異的なコストパフォーマンス
なんといっても、このイヤホンの最大の魅力は圧倒的なコスパの高さです。
定価は6,580円ですが、セール時には5,000円台、時にはそれ以下で買えることもあります。
この価格で、
- マスクやメガネと干渉しない快適な装着感
- イヤーカフ型としては十分すぎるほどの音質
- PCとスマホを同時接続できるマルチポイント機能
これら全てが手に入るというのは、正直言って「驚異的」です。

② 「つけていることを忘れる」と評判の優れた装着感
私がこのイヤホンで一番感動したのは、この装着感の良さです。片耳5gで、両耳でも10gと非常に軽いです。つけていることを忘れるくらいでした。
以前使っていた耳掛け式のイヤホンは、マスクを外すたびにイヤホンも一緒に外れてしまい、本当に面倒でした。
でも、QCY C30は耳に挟むイヤーカフ型なので、その心配が全くありません。
QCY C30は、これらの悩みを全て解決してくれました。
片側約5gと非常に軽く、耳を圧迫する感じが全くないので、長時間つけていても本当に痛くなりませんでした。(個人差はあると思いますが)
実際に、オンライン会議で2時間つけっぱなしにしてみましたが、全く問題ありませんでした。

③ イヤーカフとしては十分な高音質
「耳を塞がないイヤホンって、音がスカスカなんじゃないの?」と心配する人も多いと思います。しかし、QCY C30の音を聴いて、その心配はすぐに消えました。
10.8mmという、このサイズのイヤホンとしては大きめのドライバーを搭載しているおかげで、イヤーカフ型とは思えないほど、しっかりとした低音を感じられます。
もちろん、耳を完全に塞ぐカナル型の高級イヤホンのような、体の芯に響くような重低音とまではいきません。
でも、J-POPやロックを聴いても、スカスカした感じはなく、ボーカルや楽器の音を楽しく聴くことができました。
④ マルチポイント・低遅延モードなど便利な機能も充実
先ほども少し触れましたが、この価格でマルチポイント接続と低遅延モードに対応しているのは、本当に優秀です。
特にマルチポイント接続は、一度使うと手放せなくなる機能です。
例えば、
- ノートPCでYouTubeを見ている
- スマホに電話がかかってくる
- イヤホンが自動でスマホに切り替わり、そのまま通話できる!
というように、接続をいちいち切り替える手間がなくなります。
オンライン授業を受けながら、スマホの通知音を聞き逃さない、といった使い方も可能です。
ゲームモード(低遅延モード)も、リズムゲームなどシビアなタイミングが求められるものでなければ、十分に効果を実感できます。
スマホで動画を見たり、簡単なゲームをしたりする時の音ズレが、明らかに少なくなりました。
⑤ 専用アプリが優秀!音質も操作も自分仕様に
このイヤホンの満足度をグッと高めているのが、専用アプリ「QCY」です。正直、この価格帯のイヤホンに付属するアプリとしては、機能が豊富すぎて驚きました。
「ポップ」や「ベース」といったプリセットを選ぶだけでも音の印象はガラッと変わりますし、さらに自分でスライダーを動かして、細かく音質を調整することもできます。
「もう少し低音を強くしたいな」なんていう時も、この機能を使えば、簡単に自分好みのサウンドに変えられます。
さらに、デフォルトでは誤操作防止で無効になっている1回タップに、私は音量調整を割り当てています。これが、いちいちスマホを取り出さずに音量を変えられてすごく便利なんです。
このように、音質から操作方法まで、自分仕様にカスタマイズできるのは、QCY C30の大きな強みだと感じます。
なぜAnkerやSOUNDPEATSではなくQCYを選んだのか?
ここまでQCY C30の魅力を語ってきましたが、「でも、他にも似たようなイヤホンがあるよね?」と思う人もいるはずです。
特に、Ankerの「Soundcore C30i」や、SOUNDPEATSの「CC」は、同じイヤーカフ型で人気の強力なライバルです。
私も購入前、この3つのモデルで本当に悩みました。ここでは、なぜ最終的に私がQCY C30を選んだのか、その理由を正直にお話しします。
項目 | QCY Crossky C30 | Anker Soundcore C30i | SOUNDPEATS CC | |
---|---|---|---|---|
価格帯(2025/10時点) | ◎ 約4,605円~ | 〇 約5,990円~ | 〇 約5,822円~ | |
対応コーデック | △ SBC / AAC | △ SBC / AAC | △ SBC / AAC | |
ドライバー | 10.8mmデュアルマグネット・ハイセンシティー・ドライバー | ◎ 対応 | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー | |
マルチポイント | ◎ 対応 | ◎ 対応 | ◎ 対応 | |
音漏れ防止機能 | ◎ 対応 | △ 非対応 | △ 非対応 | |
操作方法 | タッチ操作 | タッチ操作 | タッチ操作 | |
バッテリー(イヤホン単体) | △ 約5.5時間 | ◎ 約10時間 | 〇 約6時間 |
こうして見ると、それぞれに強みがあるのがわかりますね。
- 価格と多機能アプリを重視するなら → 最も安価な場合が多く、EQ設定も豊富なQCY Crossky C30
- バッテリー持ちを最優先するなら → 単体で10時間再生できるAnker Soundcore C30i
- 確実な操作性を重視するなら → 物理ボタンを搭載しているSOUNDPEATS CC
この比較を踏まえて、私がQCY C30を選んだ理由を具体的にお話しします。
最終的に私がQCY C30に決めた「3つの理由」
私が数ある選択肢の中から、最終的にQCY C30を選んだ理由は、以下の3つです。
一番の決め手は、やはり私の悩みをピンポイントで解決してくれることでした。
私は、とにかく「マスクを外す時にイヤホンまで外れる」「メガネのツルと干渉する」というストレスから解放されたかったんです。その点で、耳に挟むだけのイヤーカフ型は理想的でした。

これまでSOUNDPEATS製品を使ってきたので、慣れているSOUNDPEATS CCの物理ボタンにはかなり惹かれました。
Anker C30iのバッテリー持ちも非常に魅力的で、正直かなり迷いましたが、「私の主な用途は家事や運動中のながら聴きだから、まずは価格を抑えたい」と考えました。

最後の後押しになったのが、「とにかく軽くて、長時間つけても痛くならない」という口コミの多さです。いくら機能が良くても、付け心地が悪ければ使わなくなってしまいますからね。
「この価格で、私の悩みを解決してくれて、便利な機能まで付いているなら、もうこれしかない!」と、購入を決めました。
結果として、その選択は正解だったと、今でも感じています。
QCY Crossky C30の口コミ・評判を調査
私の感想だけでなく、他のユーザーがどう感じているのかも気になりますよね。
そこで、ネット上の口コミや評判を調査し、特に多かった意見をまとめてみました。
良い口コミ・評判
やはり、コストパフォーマンスの高さと装着感の良さを評価する声が圧倒的に多かったです。
着け心地最高
耳を塞がないタイプのイヤホンがほしくて購入しました。耳に挟むだけで安定し、メガネやマスクにも干渉しないので快適です。音質もクリアで、低音もそこそこ出ていて満足です。ケースもコンパクトで持ち運びやすい。この価格でこのクオリティはすごいと思います。
引用元:★★★★★(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
ながら聴きに最適
家事をしながらポッドキャストを聴くために購入。周りの音が聞こえるので、インターホンや子供の声も聞き逃しません。音質もBGMとして聴くには十分すぎるくらい良いです。なによりマスクを外すときにイヤホンが落ちないのが最高。
引用元:★★★★★(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
コスパ最強
初めてのイヤーカフ型ですが、もっと早く買えばよかったと思いました。とにかく軽くて、長時間つけていても痛くならない。マルチポイントも便利で、PCとスマホでシームレスに切り替えられます。音漏れも思っていたより少なく、カフェでも使えました。
引用元:★★★★★(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
デザインが良い
デザインが良くて購入しました。音質も良くて満足です。耳にフィットして落ちる心配もなさそうです。
引用元:★★★★★(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
悪い口コミ・評判
操作性が…
音質や装着感は良いのですが、タッチ操作がとにかくしにくい。耳の後ろなので押し間違えることが多く、ストレスです。物理ボタンだったら満点でした。
引用元:★★★☆☆(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
バッテリーがもう少し…
イヤホン単体で5時間半は、一日中使いたい自分には少し短かったです。こまめにケースに戻せばいいのですが、つけっぱなしにできないのが残念。音質はいいだけに惜しい。
引用元:★★★☆☆(2025年8月レビュー)(Amazonレビュー)
全体的に見ると、「価格を考えれば十分満足」という意見が大半ですが、細かい部分での不満点もいくつかあるようです。
これらの口コミも、購入を検討する上での重要な判断材料になりますね。
まとめ|QCY Crossky C30はこんな人におすすめ!
今回は、「QCY Crossky C30 イヤーカフイヤホン」を、私の体験を交えながら徹底的にレビューしました。
最後に、このイヤホンがどんな人に特におすすめできるのか、まとめておきます。
もちろん、タッチ操作のしにくさや、ケースの質感など、いくつか気になる点はあります。
しかし、それを補って余りあるほどの快適な装着感と、驚異的なコストパフォーマンスの高さは、間違いなくこのイヤホンの大きな魅力です。
「マスク生活の小さなイライラから解放されたい」 そう思っているなら、QCY Crossky C30は、あなたの毎日を少しだけ快適にしてくれる、相棒になってくれるはずです。