大学の講義や会議で、メモを取るのがとにかく面倒… 必死でメモしても、絶対に書ききれないし、書き漏らす… 「あ、今なんて言った?」と聞き逃して、後で困ることがある。 録音はするけど、後から聞き直すのが面倒くさすぎる!
何を隠そう、私もまったく同じことで悩んでいました。
「会議の内容を、一言一句聞き逃したくない!」という思いから、何か良いメモの方法はないかと探していたんです。
そこで見つけたのが、この「Notta」。「学生・教職員なら半額」という言葉にも惹かれ、まずは無料版を試してみることにしました。
結論から言うと、「文字起こしの精度は想像以上にスゴイ!でも、本気で“メモ不要”を目指すなら、絶対に有料版じゃないとダメだ…」というのが、私の正直な感想です。
この記事を最後まで読めば、
- Notta無料版で「できること」と「できないこと」の境界線
- 私が「有料版に切り替えたい」と感じた、魅力的な機能(特にAI要約)
- 実際に試した、日英混在での文字起こし性能
が、スッキリとわかりますよ。
この記事では、まず「Notta」の無料版を実際に使ってみてわかった「実力」と、どうしても超えられなかった「限界」について、正直にレビューしていきます。
目次
AI文字起こしアプリ「Notta(ノッタ)」とは?

まずは、「Nottaって何?」という方のために、基本的な機能と料金プランについて、特に大学生に関わるポイントを絞って解説します。
Nottaの主な機能|文字起こし・AI要約・Web会議録画まで
Nottaは、一言でいうと「AI搭載の超高精度な文字起こしアプリ」です。
すごいのは、ただ録音した音声を文字にするだけではない点。これだけの機能を搭載しています。
| 主な機能 | 内容 | ここが嬉しいポイント |
|---|---|---|
| リアルタイム文字起こし | 会話の音声を、話しているそばからテキスト化。 | 会議に聞き逃しても、すぐテキストで確認できる。 |
| 音声・動画ファイルの文字起こし | 録音済みのファイル(mp3, m4a, mp4など)をアップロードしてテキスト化。 | 過去の録音データも、簡単にテキスト化にできる。 |
| AI要約 | 長い文字起こし結果を、AIが自動で要約・整理してくれる。 | 1時間の講義内容を、1分で把握できる! |
| Web会議の文字起こし | ZoomやTeamsと連携し、オンライン会議をまるごと記録・テキスト化。 | オンライン授業やゼミの議事録作成に最適。 |
| 翻訳機能 | 文字起こししたテキストを、40以上の言語に自動翻訳。 | 英語の講義や、海外のYouTube動画の学習に使える。 |
これまでの「録音して、後で2倍速で聞き直す…」という面倒な作業を、AIが丸ごと引き受けてくれる。それがNottaの最大の魅力です。
学生・教員は半額!料金プランと無料版との「決定的な違い」
Nottaの最大の魅力は、なんといっても「学割(教育支援プログラム)」です。 学生や教員は、有料のプレミアムプランを通常年額14,220円(税込)のところ、半額の年額7,110円(税込)で利用できます。

では、なぜ私が「有料版じゃないとダメ」と力説するのか。それは、無料版と有料版には「決定的な違い」があるからです。
| 比較項目 | 無料版 | 有料プレミアム版(学割) |
|---|---|---|
| リアルタイム文字起こし | 1回3分まで | 無制限 |
| ファイル文字起こし | 1回5分まで | 1回5時間まで |
| AI要約機能 | × 利用不可 | ◎ 利用可能 |
| Web会議の文字起こし | × 利用不可 | ◎ 利用可能 |
| 翻訳機能 | × 利用不可 | ◎ 利用可能 |
| 料金(学割適用時) | 0円 | 年額 7,110円(税込) |
ポイントは、文字起こしの「時間制限」です。
無料版のリアルタイム文字起こしは、たったの3分。これでは、大学の90分の講義や、30分の会議ですら、まったく使い物になりませんよね。
Nottaの無料版は、あくまで「お試し版」。その精度の高さを体験するためのもので、日常的に使い続けるのは不可能だと感じました。
Nottaを使おうと思った理由|会議のメモが限界だった、さらに割引特典がアツイ!

私がNottaを試そうと思った理由は、リード文でも書いた通り、とにかく「メモを取るのが限界」だったからです。

講義や会議で必死にメモを取っても、絶対に書き漏らしが起きるし、そもそもメモを取る行為自体が面倒…。
最近は「PLAUD NOTE」のような、カード型のAIボイスレコーダーも人気ですよね。私も気になっていましたが、専用のガジェットはどうしても価格が高く、学生や新社会人にとっては、なかなか気軽に手が出せるものではありません。
そんな時、「いつものスマホアプリで完結できて、しかも高精度」というNottaの存在を知りました。
決め手になったのは、やはり「学生・教職員半額」という圧倒的な割引特典です。
専用ハードを買う数分の一のコスト(月額約593円)で、メモ不要の生活が手に入るかもしれない。そう思ったら、試さない理由はなかったです。
インストールは簡単!すぐに直感的に使えた
「AI」と聞くと難しそうですが、使い方が簡単で、すぐに始められました。

App StoreやGoogle Playで「Notta」と検索してアプリをダウンロード。メールアドレスやGoogleアカウントですぐに登録が完了します。
たったこれだけで、リアルタイムの文字起こしがスタートします。
説明を読まなくても、直感的に使えるのは、ありがたいポイントです。
無料版を試した正直な感想|「すごい!」と「これじゃ使えない…」
インストールしてすぐ、試しに同僚との会議で使ってみました。
そこで感じたのは、「すごい!」という感動と、「あ、これじゃ使えない…」というがっかり感の2つです。

感動したのは、その「精度」です。これは次の章で詳しく話しますね。
そして、がっかりしたのは、先ほども触れた「時間制限」です。
会議が始まって、Nottaの文字起こしの精度の高さに「おぉ…」と感動していたら、わずか3分で「無料プランの上限に達しました」と表示され、文字起こしは終わりました。
この瞬間、「あ、これは無料版でどうこうなるアプリじゃない。有料版にするかどうかを判断するためのものだ」と痛感しました。
無料版でもスゴイ!Nottaのポテンシャルと有料版への期待

「3分しか文字起こしできないなら意味ないじゃん」と思うかもしれません。
しかし、私が「これは有料版を契約する価値があるかも」と感じたのは、その短時間でも伝わる圧倒的なポテンシャルがあったからです。
① 無料でも高精度!日英混在の文字起こし性能を試した
私が無料版の3分間で一番驚いたのが、日本語と英語が混在する会議での文字起こし精度です。

私の職場では、頻度は少ないものの、外国の先生が会議に参加されることがあります。英語ができない私にとって、その間のメモはまさに「お手上げ状態」でした。

ダメ元でNottaを起動してみたところ、話者が英語に切り替えた瞬間、Nottaも自動で言語を認識し、ほぼ完璧に英語の文字起こしを始めたのです。
②「AI要約」と「翻訳」が超便利そう(※有料版の機能)
無料版では使えませんが、私が有料版に切り替えたい最大の理由が、この「AI要約」と「翻訳機能」です。
90分の講義をすべて文字起こししても、結局、後からその膨大なテキストを読み返すのは大変ですよね。

Nottaの有料版なら、AIが自動でその文字起こしデータを解析し、
- 全体の要約
- 重要なキーワード
- ネクストアクション(宿題やタスクなど)
を、自動でリストアップしてくれるそうです。
さらに、先ほどの英語の会議の例でいうと、有料版なら、その英語の文字起こし結果を、その場ですぐに日本語に翻訳させることができます。

「録音を聞き直す時間」も「翻訳する手間」も、すべてゼロになる。月額約593円(学割)で、その時間を買えると考えると、私は「あり」だと思いました。
③ 有料版なら本当に「メモ不要」になれるかも、と感じた理由
結論として、無料版を試したことで、「有料版にすれば、本当に“メモ不要”の生活が実現できるかもしれない」という強い期待感を持ちました。
私が感じた理由は3つです。
講義中はノートPCやノートを一切開かず、先生の話に100%集中する。そして、講義が終わったらNottaが作成した要約だけを確認して、次の行動に移る。
そんな使い方もできますが、録音を禁止している、または録音に抵抗を感じる先生もいるので注意が必要です。
とはいえ、Nottaの有料版(学割)を使えば、そんな理想の大学生活も実現できそうだと感じました!
Nottaの注意点と、ハード版(ボイスレコーダー)との違い

「アプリさえ入れておけばOK」と思いきや、Nottaには「Notta AIボイスレコーダー」(NottaMemo)という専用のハードウェア版もあります。
「いったい何が違うの?」と気になったので、調べてみました。
文字起こしの精度は100%?
まず、アプリ版を使う上での注意点ですが、精度は100%ではありません。特に、以下のような場面は苦手なようです。
完璧にテキスト化してくれるわけではなく、あくまで「9割以上を仕上げてくれるアシスタント」と考えるのが良さそうです。重要な固有名詞などは、最後に自分で見直す必要はあるでしょう。
アプリ版とガジェット(ハード)版はどっちがいい?
Nottaには、スマホアプリだけでなく、「Notta AIボイスレコーダー」(NottaMemo)という専用のハードウェア(ガジェット)もあります。
「スマホのバッテリーを気にしたくない」「もっと高音質なマイクで録りたい」という人向けですね。
ここで注意が必要なのは、ハード版を購入しても、文字起こしが完全に無料になるわけではない点です。
ハード版には「スタータープラン」が付属しており、毎月300分の無料文字起こし枠が使えます。しかし、もしあなたが毎月300分(=約5時間)以上、文字起こしをするなら、結局は有料のサブスク契約(プレミアムプラン:月1,800分など)が必要になります。
| 比較項目 | アプリ版(スマホ) | ハード版(専用機) |
|---|---|---|
| 手軽さ | ◎ いつものスマホでOK | △ 別途持ち運ぶ必要あり |
| マイク性能 | 〇 スマホのマイクに依存 | ◎ 高性能マイク搭載 |
| バッテリー | △ スマホの電池を消費 | ◎ 録音専用で安心 |
| 初期コスト | ◎ 0円 | × 本体代がかかる |
| ランニングコスト | ◎ 学割(年7,110円)/ | 〇 スタータープラン(月300分無料) |
ハード版はマイク性能が魅力ですが、結局ヘビーに使うならサブスク代もかかってきます。
まずは「学割」が使えるアプリ版を試してみて、その便利さに感動し、「どうしてもスマホのマイクじゃダメだ」と感じたら、ハード版を検討するのが一番賢い選択だと思います。
AI文字起こしアプリ「Notta(ノッタ)」の口コミ・評判を調査

私の感想だけでなく、他のユーザーがどう感じているのかも気になりますよね。
そこで、ネット上の口コミや評判を調査し、特に多かった意見をまとめてみました。
良い口コミ・評判
やはり、文字起こしとAI要約の便利さを評価する声が圧倒的に多かったです。
最近使い始めた文字起こしサービス「notta」、Google Meetに自動入室して書き起こしてくれるし、打ち合わせ終了後は音声書き起こしを予め定義したテンプレに沿って要約してくれるので会議にめちゃくちゃ集中できる。最高だ…!https://t.co/XaH6hdtvXn
— Ryota Kikuchi (@kikku_chi) May 23, 2024
AI文字起こしのNotta、最高に便利。mp3アップロードやYouTubeのリンク指定だけで、書き起こしが全自動。速くて精度もいい。録音聞きながら、書き起こしの微修正も可能。キャリコンロープレの逐語録、日本語の聴解教材作りなどに大活躍。有料プランでも元取れる。。。@JapanNotta
— 國井久美子|外国人スタッフ即戦力化トレーナー (@bpj_japanese) February 11, 2024
セミナーの録音をnottaに上げて文字起こししてAI要約とか、学生の時に欲しかった。便利な時代だ。
全て英語だと流石に聞き逃しあるので本当に助かる。— にっしー@ACTIVIKE (@ryoooo_nisshy) June 26, 2024
最近、授業のノート取りにAIの自動文字起こし使ってるんだけど、
特にNottaっていうツールはリアルタイム翻訳付きで、英語の授業の時、ネイティブじゃない自分には本当に助かる😭
Notion AIもまとめるのにめっちゃ便利!
就活もあって授業もあってやること多すぎるからAI便利すぎる助かる😭…
— まりあ|奨学金情報発信|早稲田 (@mariaai_k) October 28, 2025
悪い口コミ・評判
一方で、私が感じたのと同じように、無料版の制限や精度に関する指摘も見られました。
あまりクリアに録音されてない音源の場合はとくに、Nottaの日本語文字起こしの精度がいまひとつなのよね。
同じ音源でテストしてみたけど
LINE AiNote(旧Clova Note) >> Whisper(Open AI)>Notta
な印象。Nottaはいろいろ機能が充実していて便利なんだけど。— アシカガコウジ/コージ次長 (@ashikagacast) October 15, 2025
自分はNottaを使ってるけど、会話の文字起こし全てを一つ一つ見るとおかしい箇所もちょこちょこあるんだけど、AI要約は文脈を理解して誤字なくまとめてくれるし、タスク表まで作ってくれるので便利。何よりそれが、1つのページで全部見れるのが楽。今後は電話関連は全てスマホにまとめようかなぁ。
— ⚡️みにゃたろっく⚡️ (@TarominyaZ) November 3, 2025
まとめ|Notta無料版でわかった「おすすめできる人・できない人」
今回は、「Notta」の無料版を実際に試してみてわかった実力と限界、そして有料版への期待をまとめました。
結論として、無料版を試してわかった「おすすめできる人・できない人」は、以下の通りです。
でもこんな人には、おすすめできないと思いました。
Nottaの無料版は、あくまでもお試し版でした。
そのポテンシャルの高さは十分にわかりますが、日常で使うには、有料版が絶対に必要です。