7万円台から購入できるレノボの14型軽量モバイルノートPC「Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8」のレビュー記事です。
約1.17kgの軽量ボディと、AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサを搭載し、パフォーマンスと携帯性を両立した一台です。
ビジネスシーンはもちろん、簡単な動画編集まで快適にこなせる性能を持っています。
高性能なAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサのおかげで、マルチタスクもスムーズに行えますよ。
同じLenovoのIdeaPadシリーズには、「IdeaPad Slim 5i Gen 8」というモデルもあります。
こちらも14インチですが、重さは約1.46kgと少し重めです。その分価格が抑えられており、価格を重視する方にはこちらもおすすめです。
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それでは、「Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8」のレビュー記事を書いていきます。
本記事はメーカー様より製品を貸与いただき作成しています。
目次
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen 8のスペック一覧
Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8のスペックは以下の通りです。
IdeaPad Slim 5 Light Gen 8の標準スペック表
製品名 | レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 |
OS | Windows 11 Home 64bit |
CPU | AMD Ryzen3 7330U AMD Ryzen5 7530U AMD Ryzen7 7730U |
ディスプレイ | 1920x1080,IPS液晶,光沢なし |
メモリ容量 | 8GB 16GB |
ストレージ容量 | SSD:512GB |
グラフィックス | 内蔵GPU |
質量 | 本体:1.17kg ACアダプター:305g |
端子 |
|
内蔵カメラ | 1080p FHDカメラ (プライバシーシャッター付) |
バッテリー | 最大17時間 |
外観・デザイン
天板はアルミ素材で、指紋が目立ちにくい仕上げになっています。
シンプルなデザインの中に控えめに「Lenovo」のロゴが配置されていますね。
本体のカラーはクラウドグレーで、ビジネスシーンでも違和感なく溶け込み、落ち着いた印象を与えるでしょう。
このデザインはビジネスやプライベートでも飽きがなく、長く使い続けることができますね。
厚みは約1.7cmと薄型のスリムボディです。
背面には、通気口が配置されています。
スピーカーは背面ではなく、前面のキーボード横左右に配置されています。
サイズ・重量
サイズは幅31.2cm x 奥行22.0cm、幅は約1.70cm。
A4サイズのコピー用紙より少し大きめのサイズ感となっています。
本体の重量は1.17kgで、持ち運びに適した軽さです。
1kg以下の超軽量モデルではないため、片手で楽々持てるわけではありませんが、通勤や通学の際に大きな負担を感じることはないでしょう。
充電について
USB PD対応のType-Cを搭載しているので、ノートPCに専用の充電器が不要です。
ただし、Type-Cポートが一つしかないため、充電中は他のType-Cデバイスを接続できない点が少し不便です。
ディスプレイ・サウンド
IdeaPad Slim 5 Light Gen 8は、14インチのモニターは、アスペクト比16:9のFHD IPS液晶です。
比較対象となる「IdeaPad Slim 5 Gen 8」は、近年のトレンドである縦長の16:10の画面を採用しています。
個人的には、16:10のディスプレイの方が好きなので、16:9のアスペクト比は少し残念に感じます。
非光沢液晶なので周囲の映り込みが少なく、作業に集中しやすいです。
このモデルのベゼルはとても細く、四辺すべてがスリムなデザインになっています。
そのため、画面がより広く感じられ、見やすくなっています。
スピーカーはキーボードの両サイドに配置されています。
音質はまあまあで、特別に優れているわけではありませんが、普段使いには問題ありません。
Webカメラ・マイク
内蔵のFHDカメラには、便利なプライバシーシャッターが付いています。
オンライン会議がない時には、このシャッターをスライドさせてカメラを物理的に遮断できます。
ただし、IRカメラがないため、顔認証でのログインはできません。
こちらはPC内蔵カメラで撮影した画像です。
このカメラはWEB会議にも十分対応できる性能を備えています。
また、マイクの性能も良好なので、WEB会議で外付けのマイクやカメラを別途用意する必要はありません。
キーボード・電源ボタン
キーボードはバックライト機能付きの日本語配列です。
「Enterキー」や「スペースキー」の左右が他のキーと比べて間隔が狭く配置されているため、最初は少し違和感を感じるかもしれません。
キーストロークは一般的で、打感は特に目立つことなく普通です。
キーの配置に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、慣れてしまえばそれほど気にならないでしょう。
指紋認証センサーを搭載しています。
指紋センサーなら、パスワードを暗記したり記録したりする手間がなくなり、指をセンサーに置くだけでログインが簡単に行えます。
また、PCの立ち上げもスムーズになりますね。
インターフェース
Lenovo IdeaPad Slim 5iのインターフェイスは、以下の通りです。
- USB 3.2 Gen1 Type-A ×2
- USB 3.2 Gen1 Type-C(PD対応)
- HDMI
- メディアカードリーダー
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
Type-Cポートは電力供給や映像出力に対応していますが、Thunderboltには対応していません。
インターフェースの種類は充実しているものの、充電アダプターもType-Cポートを使用するため、充電中はポートが一つ塞がってしまいます。
そのため、他のデバイスを接続する際に少し不便を感じることがあるかもしれません。
レノボ IdeaPad Slim 5i Gen 8との違い
項目 | IdeaPad Slim 5 Light Gen 8 (AMD) | IdeaPad Slim 5i Gen 8 (Intel) |
CPU | Ryzen 7 7730U (最大4.5GHz) | Core i5-1340P / Core i7-1360P |
メモリ | 最大16GB | 最大16GB |
ストレージ | 最大512GB SSD | 最大1TB SSD |
画面種類 | 14型 FHD IPS (1920x1080) | 14型 WUXGA IPS (1920x1200) 14型 WUXGA OLED (1920x1200) |
アスペクト比 | 16:9 | 16:10 |
重量 | 約1.17kg | 約1.46kg |
バッテリー | 最大約17時間 | 最大約15時間 |
認証方法 | 指紋認証 | 顔認証 |
IdeaPad Slim 5 Light Gen 8は、その名の通り非常に軽く、バッテリーの持ちがとても良いのが特徴です。
特に、頻繁に持ち運ぶことが多い方にぴったりのモデルです。
一方、IdeaPad Slim 5i Gen 8は、画面の解像度が高いのが魅力です。
WUXGA IPSディスプレイやOLED(有機ELディスプレイ)を選ぶことができ、16:10の広いアスペクト比で、より多くの情報を一度に表示できます。
特にOLEDモデルは、色が鮮やかでリアルに見えるのが特徴です。
どちらのモデルが自分に合っているかは、使用目的やニーズによって異なります。
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen 8の性能テスト
ベンチマークテストを実施した「IdeaPad Slim 5 Light Gen 8」のスペックは以下の通りです。
CPU | Ryzen5 7530U |
メモリ容量 | 16GB |
ストレージ容量 | SSD(PCIe):512GB |
Crystal Disk Mark
ベンチマークソフト「Crystal Disk Mark」でSSDの読み書き速度を測定しました。
NVMe SSDを搭載しているおかげで、データの読み書きがとても速く、仕事や普段使いでもストレスなく行えます。
例えば、大きなファイルを開くときやアプリを起動するときも、待ち時間がほとんどなく、スムーズに進むでしょう。
CINEBENCH R23
AMD Ryzen5 7530Uのモデルを計測しています。
CPU性能を測る「CINEBENCH R23」のスコアは、マルチコアが7,116pts、シングルコアは1,443ptsでした。
このCPUは一般的なオフィス作業やマルチタスク、簡単な動画編集などの用途でも十分に使える性能を持っていることがわかります。
特にマルチコアスコアが高いので、複数のタスクを同時に処理するのもスムーズです。
PCMark 10
アプリケーション実行における総合的なPCの性能を計測するベンチマークソフト「PCMark 10」の結果です。
各項目が示すスコアは以下の通りです。
項目 | スコア | 評価 | 用途 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
基本性能(Essentials) | 9,808 | 非常に高い | ウェブブラウジング、ビデオ会議、アプリの起動 | スムーズな日常操作、ストレスフリーな使用感 |
ビジネスアプリケーションの処理性能(Productivity) | 9,286 | 高いパフォーマンス | Microsoft Office、Google Workspace | 複数アプリの同時使用でもスムーズ |
画像編集や動画編集性能(Digital Contents Creation) | 5,488 | やや控えめ | 基本的な画像編集、軽度の動画編集 | プロ向け作業には不向き、趣味や軽作業には十分 |
日常的な操作やビジネス用途には十分優れた性能です。
趣味での画像編集や軽い動画編集には問題なく対応できると思いますが、クリエイティブ作業には少し力不足を感じるかもしれません。
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen 8をおすすめする人
「Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8」は、持ち運びのしやすさ、ビジネス用途、日常的な使用、そしてコスパを重視する方に最適なノートPCです。
こんな方におすすめ
- 持ち運びが多い方
- ビジネス用途で使いたい方
- 日常的な使用を重視する方
- コスパを重視する方
持ち運びが多い方
このノートPCは約1.17kgと軽量で、薄型のデザインが特徴です。通勤や通学、出張などで頻繁に持ち運ぶ方にとって、この軽さなら苦ない重量でしょう。
バッグに入れてもかさばらず、移動中も快適に使えます。
ビジネス用途で使いたい方
ビジネスシーンで必要な性能をしっかり備えています。
高性能なAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサと最大16GBのメモリにより、Microsoft Officeなどの複数のアプリケーションを同時に使ってもスムーズに動作します。
日常的な使用を重視する方
ウェブブラウジング、ビデオ会議、アプリの起動など、日常的な操作が非常にスムーズに行えます。
基本性能スコアが高く、ストレスフリーな使用感を提供します。
ウェブ会議用の1080p FHDカメラやプライバシーシャッターが付いているので、オンライン会議も安心して行えます。
コスパを重視する方
7万円台から購入できるという価格設定は、非常に魅力的です。
同じLenovoの「IdeaPad Slim 5i Gen 8」と比べても、軽量でバッテリー持ちが良いのが特徴です。
価格を抑えつつ、必要な性能をしっかり確保したい方にはぴったりです。
レノボ IdeaPad Slim 5 Light Gen 8のまとめ
「Lenovo IdeaPad Slim 5 Light Gen 8」は、軽量で持ち運びやすく、ビジネスシーンから日常的な使用まで幅広く対応できる優れたノートPCです。
約1.17kgの軽量ボディと薄型デザインにより、通勤や通学、出張などでの持ち運びが楽になりますね。
高性能なAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサと最大16GBのメモリを搭載しているため、複数のアプリケーションを同時に使用してもスムーズに動作します。
Microsoft Officeなどのビジネスアプリも快適に使え、ウェブブラウジングやビデオ会議、アプリの起動などの日常的な操作もストレスなく行えます。
また、7万円台から購入できるというコスパの良さも大きな魅力です。
一方で、クリエイティブ作業には少し力不足を感じるかもしれませんが、趣味での画像編集や軽い動画編集には十分対応できるでしょう。
充電中に他のType-Cデバイスを接続できない点や、IRカメラがないため顔認証でのログインができない点など、いくつかの注意点もありますが、総じて非常にバランスの取れたノートPCと言えるでしょう。
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