- 動画や音声コンテンツを見ていると、BGMの音量が大きくて話し声が聞き取りにくい
- オンライン学習の際に、話す声がはっきり聞けるマイク付きスピーカーを探している
このような方におすすめなのが、BenQの「声」に特化した学びのためのBluetoothスピーカー「BenQ treVolo U」です。
人の声をクリアに聞き取れるように専門設計された、オンライン学習や音声コンテンツ、オンライン会議に最適なマイク付きスピーカーです。
treVolo Uの素晴らしさを簡潔に表すと、声を驚くほどクリアにするスピーカーと、自分の声を鮮明に相手に届けるマイクが組み合わさった製品です。
それでは、treVolo Uをレビューしていきます。
本記事はメーカー様より商品を提供いただき作成しています。
目次
BenQ treVolo Uのデザインや外観
BenQ treVolo Uは、高級感と可愛らしさを兼ね備えたデザインが特徴です。
Bluetoothスピーカーなので、シーンに合わせて部屋内で持ち歩いて使うことができます。
付属品は以下の通りです。
- BenQ treVolo U本体
- USB Type-A to USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
- オーディオケーブル
- クイックスタートガイド
- 製品保証書
ターコイズブルーが特徴の外観
スピーカーの全面は、メッシュの金属製になっており、他は艶消しのホワイトと高級感な作りになっています。
前面のターコイズブルーが特徴のデザインです。カラーバリエーションは、このターコイズブルーのみ。
左側にある小さな黒い丸は、広範囲の音をキャッチするマイクです。
右側の黒い丸は、距離感知センサーです。
このセンサーによって、BenQ treVolo Uと利用者との距離が測定され、音量が自動的に調整される機能「安心モード」があります。
聞こえやすさ、話しやすさを求めた12度の角度設計
スピーカーは12度の角度で設計されていて、これによってスピーカーの音と顔が自然に向き合うようになっています。
その結果、より自然な音質を楽しむことができるんです。
また、スピーカーとマイクは人の顔の位置に合わせて同じ角度に配置されています。
これによって、音がよく聞こえるだけでなく、話す際もより快適に声を届けることができるんですよ。
ボタン操作で3つの音声モードからシーンに合わせた使い方が可能
本体の上部には、ボタンが配置されており、電源のON/OFFやBluetooth接続、音量の調整だけでなく、「安心モード」と「音声モード」の切り替えも行えます。
「安心モード」と「音声モード」の詳細については後で説明しますが、これらの機能概要は以下の通りです。
安心モード
「安心モード」は、自動的に音量を調整する機能です。このモードでは、本体と利用者との距離を測定し、最適な音量に自動調整します。
音声モード
「音声モード」を使うことで、「動画学習モード」、「ライブ学習モード」、「音楽モード」の3つの選択肢から、使いたいシーンに合った最適な音質に簡単に切り替えられます。
充電は本体背面のUSB Type-C端子から
本体の背面には、USB Type-Cポートと3.5mmジャックが配置されています。
約3時間でフル充電ができ、その充電で最大12時間連続再生が可能です。
さらに、treVolo Uを充電中でもオーディオ再生ができます。
3.5mmジャックを使えば、例えばノートPCと有線接続してtreVolo Uから音を出すこともできます。
底面はシリコン製で高い安定性
底面はシリコンのような素材でできているため、treVolo Uを置いた時にはしっかりと安定感があります。
また、左右に配置された2つの細長い穴は、音を豊かに響かせるための穴です。
シーンに合わせて部屋内で持ち運びできる
本体の重さは741グラム。
サイズ(横幅×高さ×奥行き)は174mm・95.34mm・81.36mm。
片手で持つとずっしりとした重量感があります。
Bluetoothスピーカーなので、部屋の中で使う際には、使いたい場所に持ち運ぶことが可能です。
BenQ treVolo Uのスペック
製品名 | BenQ treVolo U |
---|---|
Bluetooth | Bluetooth5.0 |
サイズ 横幅×高さ×奥行き |
174mm・ 95.34mm・ 81.36mm |
重量 | 741グラム |
再生可能時間 | 約12時間 |
充電方式 | USB-C 3時間で80%以上充電可能 |
マイクロフォン |
|
音声モード |
|
自動音量調整 | 安心モード搭載 |
専用アプリ | treVolo Uアプリケーション |
エコーキャンセラー技術
周囲の雑音や反響を少なくし、まるで直接対面で会話しているかのような自然な音声を実現し、双方向のクリアな対話が可能な技術です。
BenQ treVolo Uは、周囲の幅広い範囲から音をキャッチするためのマイクも組み込まれており、エコーキャンセラー技術によって相手との双方向のクリアな対話が可能です。
このスピーカーは声の質に重点を置いており、リアルタイムのオンラインレッスンにも適したマイク付きスピーカーですね。
BenQ treVolo Uを使ってわかったことをレビューしていきます。
BenQ treVolo Uのレビュー
声を活かす3つの音声モードで効果的な学習
BenQ treVolo Uは、3つの音声モードを持っています。
これによって、使うシーンに合わせてモードを選ぶことで、クリアな声や音質を重視した使い方ができます。
3つの音声モード
- 動画学習モード
- ライブ学習モード
- 音楽モード
動画学習モード
動画学習モードは、音声に焦点を当てた学習やオーディオブック、ラジオなど、人の声をしっかり聞きたい時に便利です。
このモードを使うと、人の声が前に出て、より明瞭に聞こえるようになりました。
また、動画を見ている際に、BGMの音が大きくて人の声が聞き取りにくかったり、音量を上げるとうるさくなるという経験はありませんか?
BenQ treVolo Uの動画学習モードでは、動画内の人の声が強調されて聞こえるので、人の声を聞き取りやすく感じました。
ライブ学習モード
ライブ学習モードは、オンライン英会話やオンライン会議などのリアルタイムでの双方向のコミュニケーションに最適なモードです。
このモードを使用してZoomを使って試してみた結果、声が明るく感じられ、リアルタイムのコミュニケーション時には、聞き取りやすさを実感しました。
また、エコーキャンセラー技術とエレクトレットコンデンサーマイクロフォンによって、クリアな音声が相手に正確に届けられるようになります。
音楽モード
音楽モードは、高音から低音まではっきりに聞こえるため、音楽や映画を楽しむ際に適しています。
専門的な音楽スピーカーではないので、迫力のあるサウンドまで届くわけではありませんが、音楽に特別なこだわりがなければ、十分に楽しめるレベルです。
双方向型のオンライン学習に適したマイク付きスピーカー
BenQ treVolo Uの前方には、パラボリックデザインを採用した高感度ボイスマイクが配置されています。
これにより、広範囲の音をキャッチすることが可能となっています。
さらに、この高感度ボイスマイクにはエコーキャンセラー技術が組み込まれており、音声の遅延や周囲の雑音を効果的に取り除き、相手にクリアで自然な音声を届けることができます。
実際に、生活音のある環境でZoom会議でBenQ treVolo Uを試してみましたが、相手にはクリアな声が届いていることを確認しました。
「音符ちゃん」と呼ぶと声に反応する音声コントロールが可能
BenQ treVolo Uには、「音符(おんぷ)ちゃん、音量上げて」のように、音声で操作することができます。
Amazonのアレクサ搭載のスマートスピーカーのような「アレクサ、〇〇して」のイメージです。
本体上部の「音声コントロール」ボタンを1秒以上長押しすると、音声操作ができる「音声コントロール」がオンとなり、前方のランプが緑に光ります。
音声コントロールが有効な状態で、「音符ちゃん」と話しかけると、ランプが青色に変わります。
この状態で、音声で以下の操作が可能です。
音量調整
- 音量を上げて
- 音量を下げて
- 安心モードをオンにして
モード調整
- 音楽モードにして
- 動画学習モードにして
- ライブ学習モードにして
安心モードで最適な音量に自動調整
treVolo Uには、安心モードという便利な機能が搭載されています。
このモードを使うと、treVolo Uと利用者との距離、そして周囲の環境音を感知し、最適な音量に自動的に調整してくれるんです。
僕自身、安心モードで音量を自動調整しても、普段は自分の好みに合わせて音量を上げたり下げたりすることが多かったので、あまり頻繁には使うことはありませんでした。
でも、子供たちがオンライン学習でtreVolo Uを使う場面では、この機能が役に立ちました。
学習に最適な音量に自動的に調整してくれるのは、便利だと感じました。
専用アプリが提供する優れた便利機能
treVolo Uには、専用アプリが用意されており、アプリから本体の電源残量の確認や、音声モードの切り替えなど、さまざま操作が可能です。
また、アプリを使って使用者に合わせた最適な音に調整する「専用サウンド」機能が活用できます。
モード調整
- 電源残量の確認
- 3つの音声モードの切り替え
- 安心モード(音量自動調整)
- おやすみモード
- 専用サウンドの作成
おやすみモードの設定
アプリの設定画面で、 おやすみモードをONにすると、10/15/30/45/60分後に自動的にスピーカーがシャットダウンします。(
専用サウンドの設定
専用サウンドを活用すると、個人に合わせた音声カスタマイズが可能です。
アプリの音声テストを約3分で行うだけで、簡単に自分専用のサウンドを作成できます。
アプリを開き「音声モード」の耳マークから、専用サウンドを作成していきます。
「新たな専用サウンド」を押し、「環境テスト」を開始します。
次に、「テスト開始」の段階に移ります。
まず、専用サウンドの音声モードを「音楽モード」か「動画学習モード」から選びます。
ここでは、「音楽モード」を選択。すると、ピーピーという音が鳴ります。
この音が「聞こえる」か「聞こえない」かを選択しながら、専用サウンドを調整していきます。
3分もあれば、専用サウンドのテストが完了します。
「保存する」を押して、専用サウンドを適用します。
BenQ treVolo Uを使って良かったこと
BenQ treVolo Uを使って良かったことは、音声コンテンツに学習やオンライン英語といった双方向によるオンラインレッスンに適したマイク付きスピーカーであったことです。
オンライン英会話レッスンに適したスピーカー
我が家では、2人の子供が同時にオンライン英会話レッスンを受けていますが、ノートPC内蔵のマイク・スピーカーを使っています。
イヤホンマイクを考えましたが、先生と子供との会話を親も聞きたいと思い、現在の方法を続けています。
そのため、ノートPCのマイクに我が家の生活音が入らないかも気になっていました。
子供たちにBenQ treVolo Uを試してもらい、ノートPCの内蔵スピーカーとの比較を聞いてみました。
子供たちがレッスンを受けているオンライン英会話は、デジタル教材を使いないがら英会話を楽しむ形式です。
先生の声を大きくしようと音量を上げると、デジタル教材の機械音が大きくなることがありましたが、BenQ treVolo Uなら「声」がはっきり聞こえるので、スピーカーの音量を不必要に大きくする必要がなく、快適にレッスンが受けられました。
子供から聞いたメリット
- 先生の英語がはっきり聞こえた
- 声が大きく聞こえた
また、子供たちがオンライン英会話などのライブ学習でBenQ treVolo Uを使用する際、親の視点から感じたメリットは以下の通りです。
BenQ treVolo Uのクリアな音質に加えて、毎回子供に「この音量で良い?」と確認しながら調整する必要がありましたが、語学学習に最適な音量に自動調整してくれる機能は、非常に便利だと感じました。
親目線で感じたメリット
- 音量が自動的に最適に調整できて便利だった
- ライブ学習においても声がクリアに聞こえた
オーディオブックやポッドキャストもクリアな音質で聞き取りやすい
僕は日常生活の中で、料理をしながらや掃除をしながらなど、家事の合間にオーディオブックを楽しむことが多いんです。
普段は、家中の固定された場所に置いてあるAmazonスマートスピーカーを使っています。
でも、BenQ treVolo UというBluetoothスピーカーを試してみて、「オーディオブックを聞くならこのスピーカーだ」と驚かされました。
なぜなら、このスピーカーは持ち運べるタイプなので、どこにでも簡単に設置できるし、なによりも「声」が本当にクリアに聞こえるんです。
特に、動画学習モードでオーディオブックを楽しむと、声がこもって聞こえることもなく、声が鮮明でハッキリと聞こえるんです。
おやすみモードを設定すると、10分、15分、30分、45分、または60分後に電源が自動的に切れるようになります。
そのため、うっかり寝てしまっても安心です。
僕は就寝前によくオーディオブックを聴くことがありますが、おやすみモードがとても便利でした。
音声コンテンツに適したスピーカー
- クリアで鮮明な声が聞こえる
- 語り手が目の前にいるかのような感覚で楽しめる音声コンテンツ
- 持ち運び可能で、どこでも簡単に使える
- おやすみモードで寝ながらも音声コンテンツを楽しめる
BenQ treVolo Uをおすすめできる人・できない人
BenQ treVolo Uは、声にこだわったマイク付きスピーカーで、
- シーンにあわせた音声モード
- 自動音量機能「安心モード」
- エコーキャンセラー技術で声がクリアに聞こえる
- 高感度ボイスマイクを搭載
と学習用に最適な機能を備えています。
「声」に特化した学習スピーカーのコンセプトは魅力的ですが、価格が3万円弱という点が少しネックです。
3万円を考えると、他にも選択肢が出てくる可能性があり、また、スピーカーへのこだわりがない場合には、ミドルクラスのヘッドセットを購入することもできる価格帯です。
BenQ treVolo Uのレビューまとめ
「BenQ treVolo U」は、学習用Bluetoothスピーカーとして、特に声のクリアさを重視する方におすすめです。
動画学習や英会話などのリアルタイム学習において、明瞭でクリアな声は欠かせません。
このスピーカーは、そのニーズに合わせて開発され、僕自身、実際に使用してその性能を確認しました。
実際に試用した結果、BenQ treVolo Uでは声のクリアさを実感しました。
特に、子供たちの英会話レッスンでの使用において、ノイズの少ない「声」が対話をより効果的にしてくれました。
ただし、価格は3万円弱と少々高めです。購入を検討する際には、ご自身の学習環境やニーズとよく照らし合わせて判断することをおすすめします。
「BenQ treVolo U」は、クリアな「声」を大切にする方にとって、興味深い選択肢となることでしょう。