
大学の課題を効率よくこなしたいから、画面が大きくて性能が良いPCがほしい。 でも、動画も綺麗に見たいから画質にはこだわりたい。
できればコスパを重視して、予算は10万円前後に抑えたいのですが、おすすめのモデルはありますか?

パソコンを選ぶとき、レポート作成の効率はもちろん、YouTubeやNetflixを高画質で楽しみたいという欲張りな悩み、ありますよね?
特に、理系・文系問わず、画面の広さと綺麗さは大学生活の質に直結する重要なポイント。 でも、予算は限られているし、安かろう悪かろうでは困る。そんな悩みを持つ学生さんも多いはず。
そんな悩みを解決してくれるのが、「Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)」です。
この記事を書いた人

大学の情報システム部で働いている私だからこそ、学生のPC選びに詳しいんです。
多くの学生と接して、学生にぴったりなスペックや機能をしっかり把握していますから。
このPCは、16インチの大画面と圧倒的な映像美を誇るOLED(有機EL)パネルを搭載。 さらに、最新のRyzen 7プロセッサーと32GBの大容量メモリのおかげで、レポート作成をしながら動画を見たり、資料をたくさん開いたりしてもサクサク動きます。
16インチというサイズながら薄型設計なので、家の中での移動や、たまの通学なら持ち運びも苦になりません。 10万円台前半で買えるのに、上位モデルのようなOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しているのが最大の魅力です。
この記事では、メーカー様よりお借りした「IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)」の実機を使って、特徴や性能を詳しくレビューしていきます。
この記事を読めば、「画面が綺麗で作業がはかどるコスパ最強PC」として、なぜこのモデルが大学生におすすめなのかがきっとわかりますよ!
本記事はメーカー様より製品を貸与いただき作成しています。
目次
レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)のスペック表からおすすめの人を解説

IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)は、画面の見やすさと処理性能を両立させたい大学生に注目の16型モデルです。 10万円台前半で購入できる価格帯ながら、鮮やかなOLED(有機EL)ディスプレイやAMD Ryzen 8000シリーズのプロセッサーを搭載し、課題からエンタメまで幅広く使える機能を備えています。
本体は約1.69kgと16インチとしては標準的な重さですが、厚さは約16.9mmと薄型で、リュックに入れての通学にも対応可能。USB Type-CやHDMIなど、大学生活で頻繁に使う端子が標準装備されているのもポイントです。 SSDは512GB、メモリは32GBと大容量で、レポート作成や資料管理はもちろん、複数のアプリを同時に開いての作業や、軽めの動画編集などにも十分なスペックとなっています。

また、2.8Kの高解像度ディスプレイは情報量が多く、作業効率が良いのも特徴。カメラにはプライバシーシャッターや顔認証機能も付いており、セキュリティ面も安心です。
IdeaPad Slim 5 Gen 10のスペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home |
| ディスプレイ | 16型 2.8K OLED |
| CPU | Ryzen 5 8645HS ~ Ryzen 7 8845HS |
| メモリ | 16GB(2×8GB) ~ 32GB(2×16GB) |
| ストレージ | 512GB SSD ~ 1TB SSD |
| 重さ | 約1.69kg |
| バッテリー | バッテリー容量60Whr |
| 無線機能 | Wi-Fi 6、Bluetooth |
| インターフェース | HDMI、USB-C(PD + DP)、microSD、USB-A×2、 ヘッドホン端子 |
| カメラ | IR + 1080p FHD(プライバシーシャッター あり/なし) |
どんな大学生に向いているか
IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)は、「画面の綺麗さと作業効率を最優先したい」「でも予算は抑えたい」という大学生にぴったりの一台。
- レポート作成やオンライン授業はもちろん、OLEDの美しい画面で動画視聴も楽しみたい人
- 16インチの大画面で、資料を見ながらレポートを書くなど効率よく作業したい人
- 基本は自宅メインだけど、薄型ボディでたまには大学へ持ち運びたい人
- 「10万円台前半で買えるのに、性能も画面も妥協したくない」というコスパ重視の人

レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)のメリットを徹底解説

ここでは、実際に使ってみて感じた、このPCの具体的なメリットを解説します。
キレイな映像を楽しめるOLED(有機EL)ディスプレイ

このモデルの大きな魅力は、やはりディスプレイです。 2.8Kという高解像度のおかげで文字の輪郭もくっきりしており、長時間文章を書いていても目が疲れにくいと感じました。
写真や動画を表示した時の鮮やかさは、一般的な液晶ディスプレイよりも優れています。 黒色がしっかりと表現されるため、映像が引き締まって見え、映画や動画コンテンツをより楽しむことができます。

16インチの大画面とスリムなデザイン

13インチや14インチのPCだと、画面を分割すると文字が小さくなりすぎてしまいますが、16インチなら14インチよりも画面が広く、より快適に作業できます。
「左側で資料を見ながら、右側でレポートを書く」という並列作業がストレスなくできるので、課題を終わらせる時間が短縮できます。
また、16インチとは思えないほど本体が薄く(約1.69cm)、デザインもシンプルでスタイリッシュ。家の中でリビングから自室へ移動する際も、小脇に抱えてサッと持ち運べます。

実際に重さを測ってみると約1.69kgでした。16インチの大画面モデルとしては標準的な重さですが、片手で長時間持つには少し重く感じるかもしれません。

大きさは、一般的なB4ノートを広げたサイズとほぼ同じでした。通学用のリュックや大きめのトートバッグなら問題なく収納できるサイズ感です。

ちなみに、ディスプレイが開く最大の角度は画像の通りです。180度フラットには開きませんでした。 机の上で使う分には問題ありませんね。

また、背面(裏面)のデザインは、通気口とゴム足があるだけのいたって普通の作りです。見えない部分ですが、シンプルにまとまっています。
必要十分なインターフェース
USB Type-Cポート(充電・映像出力対応)×2、USB Type-Aポート×2、HDMIポート、microSDカードリーダーなど、大学生活でよく使う端子がしっかり搭載されています。

左側面
- HDMI出力端子
- USB Type-Cポート × 2
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボジャック

右側面
- microSDメディアカードリーダー
- USB Type-Aポート × 2
- 電源ボタン
付属のACアダプター以外にも、市販のUSB PD(Power Delivery)対応の充電器で充電が可能。 スマホと充電器を共有できるので、大学に行く時の荷物を減らせるのが地味に嬉しいポイント。
Thunderbolt 4には非対応ですが、学生生活ではPD充電と映像出力ができれば十分便利です。 実際に手持ちの65W充電器を繋いでみましたが、問題なく充電できました。
大容量メモリ・高速ストレージ
今回レビューしたモデルは、メモリ32GB、SSD 512GBを搭載。 一般的に大学生向けPCの推奨スペックは「文系なら8GB以上、理系なら16GB以上」と言われていますが、このモデルならその倍にあたる32GBの大容量メモリを選択可能です。
理系学生の場合、プログラミングやデータ解析、仮想環境の構築などでメモリを大量に消費することがありますが、32GBあれば安心。 文系学生でも、将来的に簡単な動画編集などに挑戦したくなっても、スペック不足で困ることは少ないでしょう。
「4年間快適に使い続けたい」「理系の課題で重いソフトを使うかもしれない」という人には、この32GBモデルが特におすすめです。
オンライン授業や面接にも安心のカメラ・マイク

FHD(1080p)の高画質Webカメラを搭載しており、オンライン授業や就活のWeb面接でも、明るく鮮明な映像を相手に届けられます。
また、カメラには「プライバシーシャッター」が付いているので、使わないときは物理的にレンズを塞いでおけるため、セキュリティ面も安心です。

顔認証ログインにも対応しており、PCを開くだけで瞬時にログインできるのも快適なポイント。
バッテリー持ちは「まずまず」。半日の講義なら余裕
持ち運ぶ際に気になるバッテリー性能についても、実際にYouTubeを再生し続けて計測してみました。
バッテリーの残量を計測
| 経過時間 | 明るさ50% 残バッテリー |
明るさ100% 残バッテリー |
| 1時間 | 88% | 85% |
| 2時間 | 72% | 68% |
| 3時間 | 60% | 50% |
| 4時間 | 48% | 33% |
| 5時間 | 35% | 16% |
輝度50%であれば、5時間使ってもまだ35%残っていました。 レポート作成などの軽作業であればもう少し持つはずなので、大学での講義が2〜3コマある日や、半日程度の外出なら充電器なしでも十分対応できます。
ただし、輝度MAX(100%)で動画を見続けると減りが早いため、長時間ガッツリ使う日は充電器を持参するのが安心ですね。
レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)の気になるデメリット

完璧に見えるPCにも、いくつか気になる点はあります。購入後に後悔しないよう、正直にお伝えしますね。
光沢液晶による画面の映り込み

OLEDパネルは非常に綺麗ですが、表面がツルツルした「光沢(グレア)処理」になっています。 そのため、教室の蛍光灯や窓からの光、そして自分の顔が画面に映り込みやすいです。
特に黒い画面を表示している時は自分の顔が鏡のように映るので、気になる人は角度調整が必要になります。
ただ、その分映像の透明感は抜群なので、ここはトレードオフですね。
キーボードの配列に少し慣れが必要

テンキー付きで数字入力は便利なのですが、EnterキーやBackSpaceキーが少し小さく、隣のキーとくっついたような配置になっています。
使い始めの数時間は「あれ、押し間違えた」ということが何度かありました。 とはいえ、キー自体の押し心地(打鍵感)は悪くないので、1週間も使えば慣れるレベルだと感じました。
スピーカーの音質は「普通」
映像があまりにも綺麗なので音にも期待してしまいますが、スピーカーの音質は「普通」。
少しこもったような感じで、低音の迫力には欠けます。YouTubeを見るくらいなら全く問題ありませんが、映画の世界にどっぷり浸かりたい時は、イヤホンやヘッドホンの使用をおすすめします。
レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)の性能レビュー!

<p大学生や社会人が気になる「実際のところ、どれくらいサクサク動くの?」という点を、ベンチマークテストの結果から解説します。 今回お借りしたレビュー機のスペックは以下の通り、かなり高性能な構成です。
今回テストしたレノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 の主なスペックはこんな感じです。
| CPU | AMD Ryzen 7 8845HS |
| メモリ容量 | 32GB |
| ストレージ容量 | SSD:512GB |
CrystalDiskMark|SSDの速さをチェック!
「CrystalDiskMark」は、SSDの読み書き速度を測るテストです。IdeaPad Slim 5 Gen 10の結果は以下の通り。

IdeaPad Slim 5 Gen 10の結果は、
-
読み込み速度 (Read):6,098MB/s
-
書き込み速度 (Write):5,347MB/s
非常に高速です。パソコンの起動やアプリの立ち上がりが一瞬で終わります。
大きなファイルのコピーもすぐに終わるので、ストレスフリーで作業できます。
CINEBENCH R23|CPUのパワーを測定!
パソコンの頭脳であるCPUの性能を測るテストです。

- シングルコアスコア:1,432pts
(1つのタスクを処理する際の性能) - マルチコアスコア:13,202pts
(複数のタスクを同時に処理する際の性能)
マルチコアスコアが13,000点越えというのは、一般的な薄型ノートPCとしては非常に高い数値。
複数のアプリを同時に立ち上げても重くならず、ZoomやTeamsでWeb会議をしながら、資料作成やデータ集計をするといったマルチタスクも余裕でこなせます。
「作業中にPCが固まってイライラする…」なんてストレスの心配はないでしょう。
PCMark 10|普段使いの快適さを総合チェック
「PCMark 10」は、Web閲覧やOffice作業、簡単な画像編集など、大学生がよく使う作業をまとめてチェックするテストです。

| 項目 | スコア | 説明 |
| 総合スコア | 6,769 | 非常に快適 |
| Essentials(基本的な作業) | 9,732 | アプリ起動やWeb閲覧は快適 |
| Productivity(生産性) | 9,631 | オフィスソフトも余裕 |
| Digital Content Creation(デジタルコンテンツ制作) | 8,979 | 写真・動画編集もこなせる |
特筆すべきは「Digital Content Creation」のスコアの高さ。 写真編集やフルHDクラスの動画編集であれば、十分にこなせる性能を持っています。
ドラクエ・FF14ベンチマーク(ゲーム性能)
勉強の息抜きにゲームもしたい!という人のために、ゲーム性能もチェックしました。
- ドラゴンクエストX ベンチマーク: スコア 10,025(最高品質・すごく快適)
- FF14 黄金のレガシー ベンチマーク: スコア 4,907(高品質・普通)
ドラクエのような軽めのゲームなら最高画質で快適に遊べます。 FF14のような少し重いゲームでも、「普通」評価が出ているので、画質設定を調整すれば十分にプレイ可能です。
ただし、本格的な重い3Dゲームを最高画質で遊ぶには向きません。あくまで「息抜き」程度なら楽しめるレベルです。
ベンチマーク結果のまとめ
- 大学での日常的な作業は、サクサク快適
- 簡単な写真・動画編集や軽めのゲームも楽しめる
- 本格的な動画編集や重い3Dゲームはやや苦手
- 大学生の「やりたいこと」の多くをしっかりカバー
レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)と競合製品との比較

最後に、同価格帯(10〜12万円前後)でよく比較されるライバル機種と比べてみましょう。
Dell Inspiron 16との比較
まずは、コスパ重視の定番モデルであるDellのInspiron 16 (DC16251)と比較してみます。
| 項目 | IdeaPad Slim 5 Gen 10 | Dell Inspiron 16(DC16251) |
|---|---|---|
| 価格帯 | 11万円台~ | 13万円台~ |
| ディスプレイ | 16型 2.8K OLED(有機EL) | 16型 1920x1200 (WUXGA) 非光沢 IPS |
| CPU | Ryzen 5 / Ryzen 7(8000シリーズ) | インテルCore 7 150U |
| メモリ | 16GB/32GB | 16GB/32GB |
| ストレージ | 512GB SSD ~ 1TB SSD | 1TB SSD |
| 重量 | 約1.69kg | 約1.98kg |
| デザイン | スリムでスタイリッシュ | ベーシックで質実剛健 |
どちらも32GBメモリを搭載可能で長く使えますが、IdeaPadは「映像美と処理パワー・軽さ」、Dellは「非光沢画面と大容量ストレージ・CPUがインテル」というのが選び分けのポイントです。
「IdeaPad Slim 5 Gen 10」がおすすめな人は、こんな人です。
一方で、「Dell Inspiron 16」がおすすめな人は、こんな人。
ASUS Vivobook S16 (M3607)との比較
次に、同じOLEDパネルを搭載した強力なライバル、ASUS Vivobook S 16 OLEDと比較します。
| 項目 | IdeaPad Slim 5 Gen 10 | ASUS Vivobook S16 (M3607) | ||
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 11万円台~ | 13万円台~ | ||
| ディスプレイ | 16型 2.8K OLED | 16型 FHD OLED | ||
| CPU | Ryzen 5 / Ryzen 7(8000シリーズ) | Ryzen AI 5 330 | ||
| メモリ | 16GB/32GB | 16GB (オンボード) | ||
| ストレージ | 512GB SSD ~ 1TB SSD | 256GB ~ 512GB SSD | ||
| 質感 | アルミ天板で高級感あり | 樹脂素材多めで少し安っぽい? |
どちらもOLED搭載で高性能ですが、IdeaPadは「コスパと質感のバランス」、ASUSは「持ち運びやすさと高解像度」が選び分けのポイントです。
「IdeaPad Slim 5 Gen 10」がおすすめな人は、こんな人です。
一方で、「ASUS Vivobook S16 (M3607)」がおすすめな人は、こんな人。
まとめ|レノボ IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD) は映像美と効率を求める学生に最適!
本記事では、Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen 10 (16型 AMD)の特徴や性能を、実機レビューを通してお伝えしました。
このPCは、「16インチOLEDの大画面」と「Ryzen 7の高性能」を、学生でも手の届く価格で実現した、コスパの良いモデルです。
逆に、「毎日大学に持って行きたいから、とにかく軽いのがいい!」という人には、1.69kgは少し重いかもしれません。その場合は14インチ以下のモデルを検討しましょう。
しかし、「家での快適さ」を重視するならおすすめのノートPCですよ!
他にも大学生におすすめのノートPCを紹介しているので、ぜひチェックしてください。
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