- 『神メンタル』の要約を知りたい!5分で大切なポイントを教えてください。
- 人生を思い通りにする神メンタルを手に入れるコツを教えてほしい!
こんなご要望にお応えします。
この記事を書いた人
作家、ビジネスコンサルタントとして活躍する星渉氏の著書『神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り』を読んで、僕が学んだことを5分で要約・まとめました。
星渉さんは、大手損害保険会社に勤務し、初めての配属地である岩手県で高成績を上げ、5年目に東京本社へ栄転する予定だった2011年、岩手県で東日本大震災を経験しました。
この出来事から、人生の不確実性を強く感じ、本当に自分がやりたいことに取り組む決意をし、保険業界を退社。
その後、心理療法、認知心理学、脳科学などの学び、わずか5年で、星渉氏はコンサルティング業界で成功し、1年待っても彼のサービスを申し込むことができないほどとなりました。
星さんの言葉によれば、人生の9割はメンタル面で決まります。
この本では、神メンタルの実践方法を通じて、目標へブレずに達成する方法が紹介されています。
本記事を読めば、『神メンタル』を読んで得た、目標達成に役立つ考え方や、心理学的なホメオスタシス、カラーバス効果など、科学的に根拠のある目標達成方法について知ることができます。
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それでは、本題に入りましょう。
目次
人生の9割はメンタルで決まる理由
人生の9割はメンタルで決まるのに、多くの人は今までと変わらない日常を過ごしてしまう理由。
それは、以下の心理現象によって自分の気持ちや考え方をコントロールされ、今のままの状態を守ろうとしているから。
損失回避の法則 | 利益よりも損失ことを避ける傾向がある心理的な原則 |
保有効果 | 所有しているものを実際の価値より高く見積もる傾向 |
サンクコスト | 過去の投資(時間や金)にとらわれて、合理的でない選択を続ける傾向 |
確証バイアス | 自分が正しいと思うことばかりを信じて、違う考えを見落とすこと |
つまり、リスクを避けて現状を続ける理由を見つけてしまうのです。
心を鍛えて今までと違う行動が取れれば、人生は大きく変わる
過去の選択と行動が今の自分を形作っています。
自分を変えたいなら、選択と行動を変える必要があります。
心の中で「現状を守ろう」と思う心理的な力が働いていることを理解し、それに立ち向かうメンタルを鍛え、新しい行動と選択を実践しましょう。
例えば、ダイエットを目指して1日1食ダイエットについて調べた場合、自分の行動に確証バイアスが影響しているかもしれません。
そのときは、自分自身を客観的に見つめ、ダイエットの利点だけでなく、自分に合った方法を見つける努力をしてみてください。
自分を妨げる心理的な現象を理解し、行動と選択を変えて、自分の変化を実現しましょう。
人生思い通りに生きるための公式とは?
未来を思い通りに生きるには、以下の公式を覚えておきましょう。
現実(未来)=①目的地 × ②手段 × ③メンタル
①目的地、②手段、③メンタルについて、それぞれポイントを解説していきます。
①目的地は明確にすること
目的地は迷わなように明確に設定しなれけばなりません。
未来を変えるには、目指すべき目的地を明確に設定したところからスタートします。
例えば、車に乗って目的地を「北の方」と曖昧にしていては、それが北海道なのかアメリカなかで手段も変わってきますね。
目的地は、ブレないようにここしかないといったほど、明確な「住所」にしましょう。
②手段は自動的に決まるもの
手段は、自動的に決まるものです。
未来を変える際、手段は公式の中では重要度が低い要素です。目標が明確でも、手段が思いつかないことがあります。
例えば、三角形の面積を求める公式を知らない場合、三角形を見ても面積を計算できないようにです。
目標地点が決まれば、飛行機か新幹線か、手段は変わることがあります。
③自己評価を変えない限り未来は変わらない
メンタルとは自己評価であり、この自己評価が低いままでは現状を変えることはできません。
目的地へ向かう手段が整っていても、自己評価が低ければ、途中で諦めてしまうかもしれません。
具体的な目標があり、その達成に向かう手段も備わっているのに、「自分には無理だ」と思ってしまえば、目標の半ばで立ち止まってしまうことがあります。
それは、目的地も明確になっており、そこへ行く電車もあるのに「電車に乗る自信がない」という考えがある場合と同じです。
このような考えがあれば、いくら時間が経っても目標地にたどり着くことは難しいでしょう。
自己評価を改善しない限り、現在の状況から抜け出すことは難しいです。
人間は変化を嫌がる生き物であることを理解しておこう
人の変化を邪魔するものは「脳」です。
脳は最優先で「死なないこと」ことを考えます。
だからこそ、「今、生きている」状況からの変化を嫌がり、全力で邪魔するのです。
心理学的ホメオタシスの働きを理解しておく
脳の変化を止めようする働きのことを「心理学的ホメオタシス」といいます。
脳は死なないことを最優先にするので、今の状態で生きているなら「わざわざ新しことにチャレンジしないで!」とあの手この手で止めてきます。
例えば、「不安」「悲しみ」といった感情を出したり、「できない理由」を探させたりと変化することを邪魔してくるのです。
カラーバス効果を逆手にとる
カラーバス効果は、あることに意識を始めると、その関連することが普段の生活で目につくようになる心理現象です。
例えば、ベンツを欲しいと思った時、道路でベンツの広告看板やベンツの車が他の車よりも目立つように感じることがあります。
今、自分が感じる情報は、自分自身に関連する情報だけを選んでいると言えます。
つまり、見ているものは、自己評価に基づいて選んでいるということです。
自分が変わるために必要な情報はすでに目の前にあるかもしれませんが、カラーバス効果によって見過ごしてしまうことがあります。
自己評価が低ければ目標は達成できない!
心理学的ホメオタシスやカラーバス効果により、「自己評価」が低いままでは、今の現状を変えることはできません。
自分を変えるには「自己評価」を変えることが重要です。
自己評価は、以下の2要素で構成されています。
事項評価 = 「自己肯定力」 × 「自己効力感」
自己肯定力 | どんな自分も認めてあげられる力 |
自己効力感 | 自分はできると実感できる感覚 |
自己評価は、自己肯定力と自己効力感の掛け合わせで決まります。
自己肯定力と自己効力感を高める方法
自己評価を向上させるために、自己肯定力と自己効力感の両方を同時に高めるポイントは、「体験すること」です。
- 自分の理想的な状況を実際に経験し、「こんなことができる自分ってすごい」と感じ自己肯定力が高まる
- 到達したい目標や状況を実際に体験することで、目標の達成が可能だという自己効力感が高まる
これにより、自分にもできるという自信が芽生え、自己評価が向上します。
「体験」による違和感から新しい自分が生まれる
体験することで自己評価が変わると「今の状況には満足できない!」といった、現在の状況に不満を感じることが増えます。
この違和感が、自己評価と現実とのギャップを感じるサインです。
このギャップを感じることで、自動的に行動して現実を変えるようになります。
この現象には、「心理学的ホメオスタシス」という要素が関係しています。
人間の脳は、死なないことを最優先し、安定した状態を維持しようと、安心感のある状況からの変化を邪魔してきます。
しかし、自己評価が変わることで、現在の状況に不安や不満を感じるようになり、新しい自己評価に合致しようと、それに見合った行動し始めるのです。
この違和感は、自己評価の変化の証拠であり、脳を味方にしたサインですね。
モチベーションは上げずに基準を上げる
目標に向かって頑張ろうとするとき、モチベーションを上げないと思う人も多いと思います。
熱したお湯は冷めるように、上げたモチベーションはいずれ下がり、「やる気がでないから、もう無理だ」と諦めてしまう原因になりかねまんせん。
モチベは上げずに、自分の基準を上げることが重要です。
例えば、目標を年収1,000万円稼ぐこととした場合、基準を上げるとは「1,000万円以上を稼ぐ成功者は一日の時間をどのように使っているのか」「どのような学びやスキルを持っているのか」という点に焦点を当て、その行動を真似てみたり、考えて行動することを指します。
要するに、未来の成功した自分を想像(未来の自分で生きる)し、その姿に近づくために行動することです。
自己評価変えることのまとめ
- 新しい評価に書き換えることで、
- 現状と自己評価の間にギャップを感じ、
- 違和感から新しい自己評価に適した行動を自然と取るようになる
自己評価を変えるためにアファメーションを活用しよう
自己評価を変えるのに大切なのは、自分が変われるという確信(=思い込み)です。
思い込みを意図的に変えることで、現在の自分を変えることができます。
思い込みが影響を与えるプロセスは次の通りです。
- 日常で出来事を経験する。
- その経験から新たな考え方が生まれる。
- 考え方に基づいて情報を選別し、感情や思考が形成される。
- 生まれた感情や思考に基づいて行動が起こる。
- 行動に応じて結果が生まれる。
- 結果を見て考え方が強化される。
このように、思い込みは何かを達成しようとする際に重要で、思い込みは「考え方」が根本になっています。
アファメーションを活用し「考え方」を変える
アファメーションは、考え方を変える効果的な方法です。
これは、自己宣言を通じて肯定的な言葉を使うことを指します。
肯定的な言葉を使うことで、考え方に影響を与え、感情や思考をコントロールできます。
ただし、アファメーションを効果的に行うためにはいくつかのポイントがあります。
アファメーションのやり方
- 現実的な目標を宣言する
- 肯定的な言葉で宣言する
- 現在完了形の言葉で宣言する
- 臨場感が伴うイメージを作り上げる
- 朝と夜、30秒のアファメーションを繰り返す
例えば、年収400万円の人が収入を増やす目標を立てる場合、「年収100億になる」という非現実的な目標ではなく、「年収800万円である」といった現実的、肯定的かつ現在完了形な言葉を使います。
そして、年収800万円になった場合の生活や行動を具体的にイメージします。
朝と夜にアファメーションを繰り返すことで、脳にとって重要な情報として認識させるのです。
アファメーションは紙に書く方法が最も効果的
アファメーションの効果を高めるために、言葉だけでなく、それらを紙に書き留めることも有効です。
アメリカの大学の研究によれば、目標を紙に書くことは、キーボードで入力するよりも達成率が42%高いことが示されています。
手書きの際、指の動作は1万種類あると言われており、脳も1万種類の動きに対応することになります。
つまり、手書きは脳に高い刺激を与え、同時に目標を文字にすることで、目標が具体的にイメージできるようになりますよ。
心が強くなる言葉、一生使うべきでない言葉
自分の自信や考え方は、使う言葉によって影響を受けています。
具体的には、「できない」「難しい」といった言葉を頻繁に使うと、脳はその理由を探し出す習慣を身につけてしまいます。(カラーバス効果)
やめるべき言葉
- でも
- だって
- わからない
- 難しい
- できない
使う言葉を変えるだけで、自分に入ってくる情報や判断も変わってきます。
心を強くする言葉を口癖にすることをお勧めします。
口癖にしたい言葉
- ラッキー
- ついている
- ありがとう など
すべての出来事に良い意味を見出せるような、あなたが使っていて気持ちの良いと感じる言葉を積極的に使いましょう。
まとめ
人生の9割はメンタルで決まります。
現状を変える公式は、『現実(未来)=目的地 × 手段 × メンタル』です。
また、本書でいう「メンタル」とは「自己評価」のことでした。
この自己評価が低い状態だと、目的地や手段が明確になっていても現実を変えることは困難です。
現実を変えるには「自己評価」を変えることが必要です。
自己評価を変えれば、今の自分に違和感を感じて、目指すべき自己評価の自分になるための行動を自然に取るようになります。
要するにこういうことです。
自己評価変えることのまとめ
- 新しい評価に書き換えることで、
- 現状と自己評価の間にギャップを感じ、
- 違和感から新しい自己評価に適した行動を自然と取るようになる
自己評価を作り上げている根源は「考え方」でした。
今の「考え方」を変えるには、「自分にはできる!」と信じることがポイントです。
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