大学の授業って難しそう。授業を普通に受けていたら留年の心配はありませんか?留年しないために気を付けることはありますか?
このようなお悩みを解決します。
本記事の内容
- どうしたら留年するのかを解説
- 留年せずに4年間充実した学生生活を送るために必要なポイントを解説
この記事を書いた人
記事を書いている私は、現役の大学職員で、就職が決まっているにも関わらず、留年してしまうという悲しい場面を目にしてきました。
そんな経験から、留年せずに充実した大学生活を送る方法について解説します。
留年とは、卒業や進級に必要な単位を取得できず、その学年に留まることを指します。
本記事では、留年しないための5つのポイントを紹介しますね。
それでは、本題に入りましょう。
目次
留年せず充実した大学生活を送るために大切なこと
留年をする大学生の割合は、約20%と言われています。
大学別・学部別で留学する割合にも特徴があるので、あくまでも平均で約20%ですね。
例えば、「明治大学」の学部生の留年率は「13.1%」です。(出典:明治大学データ集 2021年度最終学年在籍者(学部))
留年の理由もさまざまであり、中には意図的な留年理由もありますね。
意図的な留年(例)
- 留年して留学する
- 将来について考えるための留年
- 就職活動を再チャレンジするための留年
卒業するには、必修科目の単位取得など卒業に必要な単位獲得が必要です。
つまり、履修要項を理解して授業登録を行い、その後は授業に出席して、テストで点数を取り、課題も提出する、と非常にシンプルです。
『理解不足』『勘違い』『油断』といったミスを防ぐために、4年間で卒業するためには、以下の基本なことを大切にしましょう。
なぜ単位を落としてしまうのか|意外とコレができてないかも!?
単位とは、各授業や科目ごとに一定の学習成果を達成することで得られます。
一般的には、1つの授業で1単位や2単位など、決まった単位数があります。
なぜ単位を落としてしまうのか?原因は大きくこの3つです。
単位を落とす理由
- 出席数が不足している
- レポート課題を提出していない、レポートの内容不足
- テストで十分な点数が取れなかった
授業登録をする前に、シラバスで授業内容を確認してください。
その科目の評価方法について記載があるので、確認しておきましょう。
出席数が不足している
出席数を評価に課している科目もあります。
欠席だけではなく、「〇分以上の遅刻は2回で欠席になる」といったこともあるので、欠席・遅刻には注意しましょう。
就職活動や病気で欠席する場合には、欠席願いを提出する、教授に連絡しておくなど、公的な欠席をする時の申請方法も確認しておきましょう。
レポート課題を提出していない
期末テスト以外にも定期的にレポート課題を出す科目もあります。
またテストはせずに、レポート課題だけで評価が決まる科目もありますよ。
レポート課題もしっかりと提出しましょう。
テストで十分な点数が取れない
授業の内容を理解するために、努力が必要です。
授業に出席しているだけでは、単位は取れません。
テストで点数を取るには、高校の時のように自主学習も頑張りましょう。
それでは、留年しないために大切なこと5つを詳しく説明していきます。
留年しないための5つのポイント
留年しないためには、授業に出席し、テストで成績を上げたり、期限内にレポートを提出するなどの基本的なことを行い、各科目で一定の成績を出して単位を取得する必要があります。
具体的には、単位取得のために重要な5つのポイントを解説します。
留年しないために大切なこと
- 大学からの連絡を毎日確認する
- 履修要項をしっかりと確認する
- 余裕を持って多めに授業を取る
- 期限は確実に守る
- 大学のメールを使うこと
大学からの連絡を毎日確認する
休校・補講や大学からの大切なお知らせがないか、毎日1回は確認しておきましょう。
授業に関すること以外にも、資格講座のお知らせ、留学に関するお知らせなど、大学から学生へは、ポータルサイトを使って連絡することが多いです。
授業運営をサポートしている教務課から、学生個別に重要な連絡をすることもあります。
例えば、学生自身が授業登録した科目を見て、卒業要件を満たさないことがわかると、学生に連絡をする大学もあります。
こういった大事な連絡に気づけないと、損をするのは学生自身になります。
履修要項をしっかり確認する
履修要項とは、大学で授業を受けるための規則や、卒業に関するルールなどを示したものです。
大学で学ぶためのルールブックのようなものですね。
中には、「この分野から14単位以上」「この科目を取って、さらに同分野から18単位以上」など、複雑なルールが設定されていることもあります。
勘違いや確認不足で、4年になってから気づいては遅いこともありますから。
余裕を持って多めに授業を取る
4年生の最終学期になっても、卒業単位ギリギリで単位登録をしている学生もいます。
「絶対単位が取れると思っていた」「履修要項を理解しておらず、ギリギリだと気付いていなかった」なんて、学生が多いですね。
特に4年生で単位がギリギリの場合は、単位に余裕を持った時間割にしましょう。
「あと2単位で卒業できたのに・・・」となってからでは、遅いですからね。
期限は確実に守る
大学に提出物(レポート、卒業論文、申請書)を出す時、原則、期限に間に合わないと受け取ってもらえません。
特に、卒業論文を必修としている場合は、卒業論文の提出が遅れて単位が取れないと、留年が確定します。
例えば、4年生は、卒業論文の提出期限には十分注意してください。
レポート内容で評価が決まる授業ならば、レポートの提出期限を守ることも重要ですね。
卒業論文やレポート課題だけではなく、就職活動や資格勉強など、大学生は自分でスケジュール管理をしなければなりません。
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大学のメールを使うこと
大学からの連絡は、ポータルサイトとは別に、大学のメールアドレス宛に送られてくることもあります。
毎日、大学メールも確認しましょう。
オンライン授業の動画が見れない時や病気で授業を欠席する時など、大学生になるとメールを送る機会は意外と多いです。
その際は、プライベートのメールアドレス(YahooやGmailなど)ではなく、大学のメールアドレスを利用しましょう。
大学のメールアドレスで送ることは、身分を証明することになりますから。
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まとめ
留年しないために大切にしてほしいことを解説しました。
この5つを大切にしましょう。
留年しないために大切なこと
- 大学からの連絡を毎日確認する
- 履修要項をしっかりと確認する
- 余裕を持って多めに授業を取る
- 期限は確実に守る
- 大学のメールを使うこと
意図的に留年しない場合を除いて、留年する理由の多くは、「卒業要件を誤解していた」「卒業できると誤解していた」「提出期限を誤解して卒論の単位が取れなかった」といった、勘違いによるものが多いです。
卒業間近になってから勘違いに気づいても遅いです。
前もって履修について、確認しておきましょう。