ブラウザとは、PCやスマホなどの端末を利用してWebサイトを閲覧するためのソフトです。
ブラウザといっても「Google Chrome」「Microsft Edge」「Safari」・・・など、たくさんの種類があります。
どんな基準でブラウザを選んでいますか?
なんとなくPCやスマホに標準搭載されたブラウザを使っていませんか?
本記事を読むことで自分にあったブラウザを選ぶことができるようになります。
- 市場シェアトップ5のブラウザの特徴が理解できる
- 自分にあったブラウザの選び方がわかる
おすすめのブラウザ5選とは
おすすめのブラウザは、この5つです。
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
- Firefox
- Brave
- Opera
この5つを選んだ理由は、以下の通りです。
理由
- 新機能が定期的に追加されている(開発が継続的に行われている)
- セキュリティ面やプライバシー面から安心して使えるブラウザである
- 日本トップシェアのブラウザなので、困った時に検索すれば解決に必要な情報が出てくる
おすすめしたブラウザ5つの「デスクトップブラウザの市場シェア(2024年4月時点)」は、このようになっています。
ブラウザ名 | 世界 | 国内 |
Google Chrome | 65.00% | 54.22% |
Microsoft Edge | 5.03% | 13.12% |
Safari | 18.55% | 24.39% |
Firefox | 2.8% | 3.81% |
Opera | 2.53% | 0.67% |
参照元:デスクトップブラウザの市場シェア
Google Chromeが圧倒的シェアを占めていますね。
大学生の方に、Chromeのおすすめの使い方を紹介した記事がこちらになります。
-
参考大学生におすすめのブラウザChrome!便利な使い方を解説
続きを見る
Google Chrome
Googleが提供している世界・日本国内シェアNo.1のブラウザです。
ポイント
- ブックマークや閲覧履歴を別の端末同士で同期できる
- 拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
- Google関連のサービスと連携できる
ブックマークや閲覧履歴を別の端末同士で同期できる
Chromeには同期機能があります。同じGoogleアカウントでログインしていれば、様々な端末(PCやスマホなど)で、「ブックマーク」「履歴と開いているタブ」「設定」などの情報を共有することができます。
「ブックマーク」「履歴と開いているタブ」「設定」などの情報を共有することができます。
拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
拡張機能として便利な機能を追加することができます。
例えば、「Webページを閲覧しながらメモが取れる機能」「ChromeでYouTubeを視聴する時に広告をブロックする機能」などがあります。
豊富な拡張機能の中から自分に必要な機能を追加して、自分好みのブラウザにカスタマイズすることが可能です。
Google関連のサービスと連携できる
ChromeにGoogleアカウントでログインしておけば、GmailやGoogleドライブなどのGoogleのサービスをシームレスに利用することができます。
Googleが提供しているブラウザなので、Googleのサービスとの相性が良いです。
例えば、Google翻訳を使って英字のページを簡単に日本語に翻訳することもできますよ。
Microsoft Edge
EdgeはMicrosoft社が提供しているブラウザです。
Internet Explorerの後継ブラウザで、Windows 10以降のWindowsのPCには、標準搭載されています。
ポイント
- アイデアの整理に適した機能がある
- Webサイトをアプリ化できる
- IEモードを搭載している
アイデアの整理に適した機能がある
コレクションは、お気に入りのように気に入った記事を追加し、後からクリックするとそのページを表示できる機能です。
それだけではなく、サイト中のテキストを選択して追加したり、画像やメモを追加することもできます。
上の画像では、「電気自動車」というコレクションを作成し、Webページから必要な情報を抽出しながら、「電気自動車」について整理しています。
アイデアを整理するのに利用できますよ。
WEBサイトをアプリ化できる
Edgeにはサイトをアプリとしてインストールできる機能があります。
サイトをアプリ化することで、「スターメニュー」「タスクバー」「デスクトップ」などにアイコンとして表示することができ、ワンクリックでそのサイトを表示できます。
アプリ化した場合、URLバーやタブが表示されないので、サイトの表示領域が拡大するのも利点です。
IEモードを搭載している
Internet Explorerしか利用することができないWebページはあります。
そのようなWebサイトをEdgeで表示するために、IEモードという機能を搭載しています。
Safari
Safariは、Apple社が提供しているMacBook(Apple製品)やiPhoneなどに標準搭載されているブラウザです。
Apple製品との親和性が高いため、MacやiPhoneなどのApple製品を利用している方には、おすすめのブラウザです。
ポイント
- MacOS上でのWebサイトの表示高速化と高電力効率化
- iCloudを利用してSafariで開いているタブやブックマークを同期
- プライバシーレポートの表示
MacOS上でのWebサイトの表示高速化/高電力効率化
Safariは、Apple製品との相性が良いです。
Safariの公式ページでも、MacでSafariを使うと速度も速く、バッテリーも持ちもよくなると説明されています。
iCloudを利用してSafariで開いているタブやブックマークを同期できる
iCloudタブは、開いているタブを同期することができる機能です。
自宅のMacで見ていたWebページをiPhoneでも開くことができ、外出先でも続きを読むことができます。
また、iCloudを利用してブックマークを同期することもできます。
プライバシーレポートの表示
Web上で無断にユーザーの閲覧情報を追跡・収集するトラッキングを防止します。
トラッキングとは、Webサイト内においてユーザーの閲覧情報を追跡・収集して、分析することです。
例えば、ショッピングサイトで「空気清浄機」を購入すると、他のサイトでも「空気清浄機」の広告が表示されるといった経験はありませんか?
これは、トラッキングした情報を収集・分析して広告をターゲットに表示しています。
Safariでは、トラッカーに対してIPアドレスを隠すことでトラッキング機能を強化しています。
これは、IPアドレスから特定の位置情報が特定されてしまうからです。
また、プライバシーレポートを表示する機能があります。
レポートからどんなトラッカーがブロックされているのか確認できますね。
Firefox
Firefoxはプライバシー保護に重点を置いたMozillaが提供するブラウザです。
ポイント
- トラッキング (行動追跡)の防止やプライベートブラウジングができる
- 拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズができる
- デバイス間で同期ができる
トラッキング (行動追跡)を防止やプライベートブラウジング
Firefoxには、ユーザーのプライバシーを保護するためのトラッキング防止機能が備わっています。
さらに、プライベートブラウジングモードを利用することで、Firefoxを閲覧履歴を残さずに利用することができます。
拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
Firefoxでは、豊富なアドオンの中から自分好みの機能を追加することができます。
例えば、Webサイト上の広告を非表示にする機能や、ブラウザ上のテキストを選択して簡単にコピーできる機能など、必要な機能を追加することでFirefoxをより便利に利用できます。
デバイス間で同期ができる
Firefoxアカウントでログインしている端末間で、ブックマークや閲覧履歴、開いているタブなどを同期・共有することができます。
Firefoxアカウントは、「Firefoxアカウント登録ページ」から無料で作ることができますよ。
Opera
Operaは、ノルウェーのオペラ・ソフトウェアが開発し、中国の奇虎360傘下で提供されているブラウザです。
その特徴は、デザイン性の高さであり、おしゃれな見た目が特徴ですね。
ポイント
- タブを整理するワークスペースを搭載
- 広告ブロック機能を標準搭載している
- 音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能を搭載
タブを整理するワークスペースを搭載
Operaには、タブを整理しながらウェブサイトを閲覧できるワークスペース機能があります。
ユーザーは最大5つのワークスペースを登録し、それぞれに好きなアイコンと名前を付けることができます。
例えば、「ビジネス」と名付けたワークスペースではビジネス関連の情報を整理し、「趣味」と名付けたワークスペースでは趣味に関する情報を整理することができます。
これにより、関連性のないタブを多く開くことを防ぐことが可能です。
広告ブロック機能を標準搭載
Operaには、ビデオ広告やすきま広告、フローティング広告など、様々な種類の広告をブロックする機能が標準で搭載されています。
音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能を搭載
Operaには、音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能が搭載されています。
対応しているサービスはSpotify、Apple Music、YouTube Music、Deezerの4つです。
この機能を使うと、バックグラウンドで好きな音楽を流しながらブラウザを利用することができます。
Brave
Braveブラウザは、アメリカのBrave Software社が運営しています。
次世代ブラウザとして注目されていて、
- プライバシーを重視した安全なブラウザ
- 読み込み速度が速い
- 仮想通貨「BAT」が貯まる
ことが特徴です。
ポイント
- ウェブサイトの読み込みが速い
- 広告の表示がブロックされる
- 広告を見るだけで仮想通貨が貯まる
ウェブサイトの読み込みが速い
Braveブラウザは、広告を自動でブロックすることで、ウェブページの読み込み速度を飛躍的に向上させます。
これにより、Google Chromeよりも3倍速いパフォーマンスを実現(Brave公式より)。
また、プライバシーを守るため、侵害する広告やトラッカーをデフォルトでブロックしてくれます。
広告の表示がブロックされる
プライバシーを守るため、侵害する広告やトラッカーをデフォルトでブロックする仕組みが備わっています。
ブラウザアプリ「Brave」からYouTubeを開いて動画を見れば、鬱陶しい広告が入っていることはありません。
Braveなら、スマホでYouTubeを広告なしで見ることも可能です。
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
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参考【無料】スマホでYouTubeを動画広告なしで見る方法!
続きを見る
広告を見るだけで仮想通貨が貯まる
Braveブラウザでは、広告を見るだけで暗号資産BATを貯めることができます。
ブラウザの設定で「Brave Rewards(ブレイブリワーズ)」を有効にすると、広告を見ることでBATが貯まります。
BATを貯めるには、まずビットフライヤーで口座を開設する必要があります。
ブラウザを選定の選び方
ブラウザごとに機能や特徴も異なります。
動作速度やセキュリティの高さ、同期できるのかといった選ぶポイントはありますが、自分の使い方にあったものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、快適にブラウザを使うための5つのポイントについて解説します。
ポイント
- 動作速度や操作性
- 端末の対応(スマホ)
- セキュリティの高さ
- 機能の拡張性
- 同期機能の有無
動作速度や操作性
動作速度の速さは重要なポイントです。
3秒以内にWebページが表示されないと、そのサイトからの離脱者が増えるといった3秒ルールがあるくらいです。
動作速度と併せて、操作しやすいブラウザかどうかも確認してください。
端末の対応(スマホ)
PCだけではなく、スマホやタブレットでもブラウザを利用することがあります。
同期機能を使うことで、PCで閲覧していたWebページの続きを外出中にスマホで見るといった使い方も考えられます。
ですので、WindowsやMacなどのPCに加えて、AndroidやiOSのスマホなども対応しているブラウザを選ぶと良いでしょう。
セキュリティの高さ
PC内のデータを守るためにも、セキュリティ強度が高いブラウザを選びましょう。
セキュリティレベルが低いブラウザだと有害サイトにアクセスした際に、マルウェアに感染したり、パスワードなどの情報を搾取される場合があります。
機能の拡張性
機能の拡張性が高い(カスタマイズ性の高い)ブラウザを選ぶと、より快適に利用できるようになります。
例えば、Chromeには、Chromeの利用中に簡単にメモを取ることができる拡張機能があります。
拡張性の高いブラウザは、拡張機能を追加することで、自分が使いやすいブラウザにカスタマイズすることができますよ。
同期機能の有無
PCやスマホなど複数の端末を利用する場合、ブラウザの同期機能があると便利です。
端末間でブックマークや検索履歴、開いているタブを共有・同期できることで、自宅のPCで見ていたページの続きを、外出中にスマホで確認するといった使い方ができます。
ブラウザの利用頻度が高く、様々な端末を利用しているなら、同期機能のあるブラウザを選ぶと良いでしょう。
まとめ
おすすめのブラウザ5選とブラウザの選び方について紹介しました。
ブラウザには多くの種類がありますが、「Chrome」「Safari」「Edge」「Firefox」「Opera」でマーケットシェアを占めています。
ブラウザでも機能や特徴は様々です。
ブラウザを選ぶ際に気を付けたいポイントを確認し、自分にあったブラウザを選ぶようにしましょう。
最高のブラウザに出会い、より良いブラウジングライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました。