ブラウザとは、PCやスマホなどの端末を利用してWebサイトを閲覧するためのソフトです。
ブラウザといっても「Google Chrome」「Microsft Edge」「Safari」・・・など、たくさんの種類があります。
どんな基準でブラウザを選んでいますか?
なんとなくPCやスマホに標準搭載されたブラウザを使っていませんか?
本記事を読むことで自分にあったブラウザを選ぶことができるようになります。
- 市場シェアトップ5のブラウザの特徴が理解できる
- 自分にあったブラウザの選び方がわかる
おすすめのブラウザ5選とは
おすすめのブラウザは、この5つです。
- Google Chrome
- Safari
- Microsoft Edge
- Firefox
- Opera
この5つを選んだ理由は、以下の通りです。
理由
- 新機能が定期的に追加されている(開発が継続的に行われている)
- セキュリティ面、プライバシー面から安心して使えるブラウザである
- 日本トップシェアのブラウザなので、困った時にググれば解決に必要な情報が出てくる
おすすめしたブラウザ5つの「デスクトップブラウザの市場シェア(2021年12月時点)」は、このようになっています。
ブラウザ名 | 世界 | 国内 |
Google Chrome | 66.65% | 62.22% |
Microsoft Edge | 9.21% | 17.97% |
Safari | 9.54% | 6.92% |
Firefox | 8.48% | 6.82% |
Opera | 2.94% | 0.67% |
参照元:デスクトップブラウザの市場シェア
Google Chromeが圧倒的シェアを占めていますね。
大学生の方に、Chromeのおすすめの使い方を紹介した記事がこちらになります。
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参考大学生におすすめのブラウザChrome!便利な使い方を解説
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Google Chrome
Googleが提供している世界・日本国内シェアNo1のブラウザです。
ポイント
- ブックマークや閲覧履歴を別の端末同士で同期できる
- 拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
- Google関連のサービスと連携できる
ブックマークや閲覧履歴を別の端末同士で同期できる
Chromeには同期機能があります。
同じGoogleアカウントでログインしていれば、様々な端末(PCやスマホなど)で、「ブックマーク」「履歴と開いているタブ」「設定」などの情報を共有することができます。
拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
拡張機能といって便利な機能を追加することができます。
例えば、「Webページを閲覧しながらメモが取れる機能」「ChromeでYouTubeを視聴する時に広告をブロックする機能」など。
他にも様々な拡張機能がありますよ。
豊富な拡張機能の中から自分に必要な機能を追加して、自分好みのブラウザにカスタマイズすることができます。
Google関連のサービスと連携できる
ChromeにGoogleアカウントでログインしておけば、GmailやGoogleドライブといったGoogleのサービスをシームレスで利用することができます。
Googleが提供しているブラウザなので、Googleのサービスとの相性がよいです。
例えば、Google翻訳を使って英字のページを簡単に日本語に翻訳することもできますよ。
Microsoft Edge
EdgeはMicrosoft社が提供しているブラウザです。
Internet Explorerの後継ブラウザで、Windows10以降からWindowsのPCには、標準搭載されています。
ポイント
- アイデアの整理に適した機能がある
- Webサイトをアプリ化できる
- IEモードを搭載している
アイデアの整理に適した機能がある
コレクションは、お気に入りのように気に入った記事を追加し、後からクリックするとそのページを表示できる機能です。
それだけではなく、サイト中のテキストを選択して追加したり、画像やメモを追加することもできます。
上の画像では、「電気自動車」というコレクションを作成し、Webページから必要な情報を抽出しながら、「電気自動車」について整理しています。
アイデアを整理するのに利用できますよ。
WEBサイトをアプリ化できる
いつも利用するサイトを表示するにも「毎度ブラウザを開いて、お気に入りからサイトを選択」って結構手間ですよね。
Edgeにはサイトをアプリとしてインストールできる機能があります。
サイトをアプリ化することで、「スターメニュー」「タスクバー」「デスクトップ」などにアイコンとして表示することができ、ワンクリックでそのサイトを表示できますよ。
アプリ化した場合、URLバーやタブが表示されないので、サイトの表示領域が拡大するのも利点です。
IEモードを搭載している
Internet Explorerしか利用することができないWebページはあります。
IEしか対応していないWebサイトをEdgeで表示するために、IEモードという機能を搭載しています。
Safari
Safariは、Apple社が提供しているMacbook(Apple製品)やiPhoneなどに標準搭載されているブラウザです。
Apple製品との親和性が高いので、MacやiPhoneなどのApple製品を利用している方には、おすすめのブラウザです。
ポイント
- MacOS上でのWebサイトの表示高速化/高電力効率化
- iCloudを利用してSafariで開いているタブやブックマークを同期できる
- プライバシーレポートの表示
MacOS上でのWebサイトの表示高速化/高電力効率化
Safariは、Apple製品との相性が良いです。
Safariの公式ページでも、MacでSafariを使うと速度も速く、バッテリーも持ちもよくなると説明されています。
iCloudを利用してSafariで開いているタブやブックマークを同期できる
iCloudタブは、開いているタブを同期することができる機能です。
自宅のMacで見ていたWebページをiPhoneでも開くことができ、外出先でも続きを読むことができますよ。
また、iCloudを利用しブックマークを同期することもできます。
プライバシーレポートの表示
Web上で無断にユーザーの閲覧情報を追跡・収集するトラッキングを防止します。
トラッキングとは、Webサイト内においてユーザーの閲覧情報を追跡・収集して、分析することです。
例えば、ショッピングサイトで「空気清浄機」を購入すると、いろいろなサイトで「空気清浄機」の広告が表示されるといった経験はありませんか?
これはトラッキングした情報を収集・分析して表示されています。
Safariでは、トラッカーに対してIPアドレスを隠すことでトラッキング機能を強化しています。
IPアドレスから特定の位置情報が特定されてしまうからです。
また、プライバシーレポートを表示する機能があります。
レポートからどんなトラッカーがブロックされているのか確認できますね。
Firefox
FirefoxはMozillaが提供するプライバシーの保護を重視したブラウザです。
ポイント
- トラッキング (行動追跡)の防止やプライベートブラウジングができる
- 拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズができる
- デバイス間で同期ができる
トラッキング (行動追跡)を防止やプライベートブラウジング
Firefoxでは、ユーザーのプライバシーを保護するために、トラッキングを防止する機能が搭載されています。
また、プライベートブラウジングといって、閲覧履歴を残さずにFirefoxが利用できますよ。
拡張機能を追加して自分好みにカスタマイズできる
Firefoxも豊富なアドオンの中から自分好みの機能を追加することができます。
例えば、Webサイト上に表示される広告を非表示にしたり、ブラウザ上のテキストを選択するだけでコピーできる機能など、必要な機能を追加することでFirefoxを便利に利用できますよ。
デバイス間で同期ができる
Firefoxアカウントでログインしている端末間で、ブックマークや閲覧履歴、開いているタブなどを同期・共有することができます。
Firefoxアカウントは、「Firefoxアカウント登録ページ」から無料で作ることができますよ。
Opera
Operaは、中国の奇虎360傘下であるノルウェーのオペラ・ソフトウェアが開発しているブラウザです。
デザイン性の高い、おしゃれな見た目のブラウザです。
ポイント
- タブを整理するワークスペースを搭載
- 広告ブロック機能を標準搭載している
- 音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能を搭載
タブを整理するワークスペースを搭載
ブラウザで作業をしていると数多くのタブを開いてしまい、イライラしたことありませんか?
Operaには、タブを整理しながらサイトの閲覧ができるワークスペースという機能を搭載しています。
最大5つまで自分で好きなアイコンと名前をつけることができるワークスペースの登録が可能です。
例えば、ビジネス関係の情報を集めるのは、「ビジネス」と名付けたワークスペースを使い、趣味に関する情報を収集する時には、「趣味」と名付けたワークスペースで使うことで、関連性のないタブを数多く開くことを防止できますよ。
広告ブロック機能を標準搭載
Operaはビデオ広告、すきま広告、フローティング広告など、様々な広告をブロックする機能が標準搭載されています。
音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能を搭載
Operaには、音楽ストリーミングサービスのプレイヤー機能が搭載されています。
対応しているサービスはSoptify、Apple Music、YouTube Music、Deezerの4つです。
バックグラウンドでお気に入りの音楽を流しながら、ブラウザが利用できます。
ブラウザを選定の選び方
ブラウザごとに機能や特徴も異なります。
動作速度やセキュリティの高さ、同期できるのかといった選ぶポイントはありますが、自分の使い方にあったものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、快適にブラウザを使うための5つのポイントについて解説します。
ポイント
- 動作速度や操作性
- 端末の対応(スマホ)
- セキュリティの高さ
- 機能の拡張性
- 同期機能の有無
動作速度や操作性
動作速度の速さは重要なポイントです。
3秒以内にWebページが表示されないと、そのサイトからの離脱者が増えるといった3秒ルールがあるくらいです。
動作速度とあわせて、操作しやすいブラウザかどうかも確認してください。
端末の対応(スマホ)
PCだけではなく、スマホやタブレットでもブラウザを利用することがあるでしょう。
同期機能を使うことで、PCで閲覧していたWebページの続きを外出中にスマホで見るといった使い方も考えられます。
なので、WindowsやMacなどのPCに加えて、AndroidやiOSのスマホなども対応しているブラウザを選ぶと良いでしょう。
セキュリティの高さ
PC内のデータを守るためにも、セキュリティ強度が高いブラウザを選びましょう。
セキュリティレベルが低いブラウザだと有害サイトにアクセスした際に、マルウェアに感染したり、パスワードなどの情報を搾取される場合があります。
機能の拡張性
機能の拡張性が高い(カスタマイズ性の高い)ブラウザを選ぶと、より快適に利用できるようになります。
例えば、Chromeには、Chromeの利用中に簡単にメモを取ることができる拡張機能があります。
拡張性の高いブラウザは、拡張機能を追加することで、自分が使いやすいブラウザにカスタマイズすることができますよ。
同期機能の有無
PCやスマホなど複数の端末を利用する場合、ブラウザの同期機能があると便利です。
端末間でブックマークや検索履歴、開いているタブを共有・同期できることで、自宅のPCで見ていたページの続きを、外出中にスマホで確認するといった使い方ができます。
ブラウザの利用頻度が高く、様々な端末を利用しているなら、同期機能のあるブラウザを選ぶと良いでしょう。
まとめ
おすすめのブラウザ5選とブラウザの選び方について紹介しました。
ブラウザには多くの種類がありますが、「Chrome」「Safari」「Edge」「Firefox」「Opera」でマーケットシェアを占めています。
ブラウザでも機能や特徴は様々です。
ブラウザを選ぶ際に気を付けたいポイントを確認し、自分にあったブラウザを選ぶようにしましょう。
最高のブラウザに出会い、より良いブラウジングライフを!
最後までお読みいただきありがとうございました。