
本記事は、大学生に向けて大学生活を送るうえで、留年せずに4年間充実した学生生活を送るために必要なポイントを書いています。
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本記事の結論
大学職員が教える、留年せず充実した大学生活を送るために、大切なこと5つを学べます。
それでは、本題に入りましょう。
留年せず充実した大学生活を送るために大切なこと
留年をする大学生の割合は、約20%と言われています。
大学別・学部別で留学する割合にも特徴があるので、一概にすべてが20%だとは言えませんが。
例えば、「明治大学」の学部生の留年率は「15.4%」です。(出典:明治大学データ集 2019年度最終学年在籍者(学部))
留年の理由も様々です。中には意図的な留年理由もありますね。
意図的な留年(例)
- 留年して留学する
- 就職活動を再チャレンジするための留年
- 授業に出席していない

卒業するには、この2点を満たしてください。
卒業要件
- 卒業に必要な単位数を取ること
- 必修科目の単位を取ること
要するに、履修要項を理解して授業登録を行い、その後は授業に出席して、テストで点数を取り、課題も提出する、といたってシンプルです。



『理解不足』『勘違い』『油断』といったミスを防いで、4年間で卒業するためには、以下の基本なことを大切にしましょう。
留年しないために大切なこと
- 大学からの連絡を毎日確認する
- 履修要項をしっかりと確認する
- 余裕を持って多めに授業を取る
- 期限は確実に守る
- 大学のメールを使うこと
なぜ単位を落としてしまうのか
単位とは何か?
授業(科目)ごとに1単位や2単位など、単位数が決まっています。

なぜ単位を落としてしまうのか?原因は大きくこの3つです。
単位を落とす理由
- 出席数が不足している
- レポート課題を提出していない、レポートの内容不足
- テストで十分な点数が取れなかった
授業登録をする前に、シラバスで授業内容を確認してください。
その科目の評価方法について記載があるので、確認しておきましょう。
出席数が不足している
出席数を評価に課している科目もあります。
欠席だけではなく、「〇分以上の遅刻は2回で欠席になる」といったこともあるので、欠席・遅刻には注意しましょう。
就職活動や病気で欠席する場合には、欠席願いを提出する、教授に連絡しておくなど、公的な欠席をする時の申請方法も確認しておきましょう。
レポート課題を提出していない
期末テスト以外にも定期的にレポート課題を出す科目もあります。
またテストはせずに、レポート課題だけで評価が決まる科目もありますよ。
レポート課題もしっかりと提出しましょう。
テストで十分な点数が取れない
授業の内容を理解するために、努力が必要です。
授業に出席しているだけでは、単位は取れません。
テストで点数を取るには、高校の時のように自主学習も頑張りましょう。
それでは、留年しないために大切なこと5つを詳しく説明していきます。
大学からの連絡を毎日確認する
休校・補講や大学からの大切なお知らせがないか、毎日1回は確認しておきましょう。
授業に関すること以外にも、資格講座のお知らせ、留学に関するお知らせなど、大学から学生へは、ポータルサイトを使って連絡することが多いです。

授業運営をサポートしている教務課から、学生個別に重要な連絡をすることもあります。
例えば、学生自身が授業登録した科目を見て、卒業要件を満たさないことがわかると、学生に連絡をする大学もあります。
こういった大事な連絡に気づけないと、損をするのは学生自身になります。
履修要項をしっかり確認する
履修要項とは、大学で授業を受けるための規則や、卒業に関するルールなどを示したものです。
大学で授業を受けて学ぶためのルールブックみたいなものですね。
卒業するためには、卒業要件を満たす必要があります。要件は大きくこの2つです。
卒業要件
- 卒業単位数を取ること
- 必修科目の単位を取ること
中には、「この分野から14単位以上」「この科目を取って、さらに同分野から18単位以上」など、複雑なルールが設定されていることもあります。

勘違いや確認不足で、4年になってから気づいては遅いこともありますから。
余裕を持って多めに授業を取る
4年生の最終学期なのに、卒業単位ギリギリで単位登録をしている学生もいます。
「絶対単位取れると思っていた」「履修要項を理解しておらず、ギリギリだと気付いていなかった」なんて、学生が多いですね。
特に4年生で単位ギリギリな場合は、単位に余裕を持った時間割にしましょう。
「あと2単位で卒業できたのに・・・」となってからでは、遅いですからね。
期限は確実に守る
大学に提出物(レポート、卒業論文、申請書)を出す時、原則、期限に間に合わないと受け取ってもらえません。
特に、卒業論文を必修として場合は、卒業論文の提出が遅れて単位が取れないと、留年が確定します。
だから4年生は、卒業論文の提出期限には十分注意してください。
レポート内容で評価が決まる授業ならば、レポートの提出期限を守ることも重要ですね。

大学のメールを使うこと
大学からの連絡は、ポータルサイトとは別に、大学のメールアドレス宛に送られてくることもあります。
大学メールも毎日確認しましょう。
大学のメールを気軽に毎日確認できるように、アプリやフリーアドレスに転送するといった方法を利用すると便利ですよ。
メールを送る時の注意点について
大学生になるとメールを送る機会は意外と多いです。
オンライン授業の動画が見れないと時、部活で授業を欠席する時など、授業に関する問い合わせをメールで連絡することもあります。
そんな時は、プライベートのメールアドレス(YahooやGmailなど)は使わずに、大学のメールアドレスを利用しましょう。
大学のメールアドレスでメールを送ることは、「その大学の学生です」と身分を証明することになりますから。

良好な人間関係を築くには、メールマナーを守った丁寧なメールを送ることも大切なことです。
メールを送り方が分からない人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
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参考大学生なら知っておくべきメールの書き方!7つのルール【例文あり】
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まとめ
留年しないために大切にしてほしいことを解説しました。この5つを大切にしましょう。
留年しないために大切なこと
- 大学からの連絡を毎日確認する
- 履修要項をしっかりと確認する
- 余裕を持って多めに授業を取る
- 期限は確実に守る
- 大学のメールを使うこと
意図的に留年しない場合を除いて、留年する理由の多くは、「卒業要件を勘違いしていた」「卒業できると勘違いしていた」、「提出期限を勘違いして卒論の単位が取れなかった」といった、勘違いによるものが多いです。
卒業間近になってから勘違いに気づいても遅いです。前もって履修について、確認しておきましょう。