春から大学生になるので、ノートパソコンの購入を検討しています。WindowsかMacで悩んでいますが、Macを買っても大丈夫でしょうか?
このような大学生のパソコン選びのお悩みを解決します。
本記事の内容
- MacとWindowsの選び方
- 大学生のノートパソコンには、Windowsがおすすめな理由
- Macを買うと後悔する大学生とは?
- どうしてもMacを買いたい場合の対応
この記事を書いた人
本記事では、パソコン選びで悩んでいる学生の皆さんに向けて、絶対に押さえておいてほしいポイントについて解説しています。
私は大学の情報システム部で勤務していて、Macを購入した学生が抱える不満を見てきました。
大学生のリアルを見ている私だから、大学生向けのパソコン選びの注意点がわかります。
Macはオシャレさだけで購入すると、後悔することになりますよ。
どうしてもMacを買いたい場合の対処法も書いているので、最後まで読んでください。
それでは、本題に入りましょう。
目次
MacとWindows、どちらを選ぶべきか? ノートパソコンの選び方
大学生がノートパソコンを選ぶ際、OSの選択肢はWindowsとmacOSです。
OSとは、パソコンを動かすための基本となるソフトウェアのことです。
「Windows」と「MacOS」とは?
OS | 特徴 |
Windows |
|
MacOS |
|
大学が推奨しているスペックを確認する
大学生がパソコンを買う場合、大学のホームページや入学案内で推奨するパソコンのスペックを確認しましょう。
その際に、自分が所属する「学部・学科」が推奨するPCの仕様まで確認するのがポイントです。
例えば、立命館大学では、
- 機械工学科やロボティクス学科などは、Windowsを推奨していますが、
- 情報理工学部は、WindowsとMacOCの両方とも推奨しています。
最近では、一部の大学でBYOD(Bring Your Own Device)を導入し、学生が個人のPCを持ち込んで学習することもあります。
ノートパソコンは、大学生の必須アイテムになっていますね。
大学がWindowsを推奨しているのに、Macを買うと後悔する可能性が高いので、注意してください。
Macを買ったら後悔する大学生とは?
Macを買って後悔する大学生の特徴2点を解説します。
大学がWidowsパソコンを推奨している
Macを買って後悔する1つ目のケースは、大学がWindowsのPCを推奨しているのに、Macを買った場合です。
大学がWindowsを推奨している理由は、授業でMacに対応していないソフトウェアを使用したり、PCを使う授業でWindowsを前提とした操作方法を教えることがあるからです。
例えば、Macでは授業で使うOffice製品の「Access」が動作しない。
理系学部の授業で使う一部解析ソフトが、Macだと動作しないなど。
つまり、Windowsを推奨している大学・学部で、Macを購入すると、授業で使うソフトウェアが使えないといった問題、授業内の説明がWindowsを基本にしているので、Macの操作に困ることがあるといった問題起きるからです。
私が勤務している大学では、Windowsを推奨しています。
それでMacを購入する学生が、5%ほどです。
パソコン操作が苦手な大学生
Macを買って後悔する2つ目のケースは、パソコンの使い方が得意でない人がMacを選んだ場合です。
大学がWindowsを推奨している場合、パソコンを使う授業中もWindowsを前提にした説明が行われることが一般的です。
だから、PC操作に自信がない人は、Windowsを購入した方がいいでしょう。
Macを使っていて操作に困った時に、Macユーザーが少ないため、周りの友達からアドバイスが受けられないこともありますね。
大学生のPCはMacではなくWindowsがおすすめな3つの理由
大学生のパソコン選びには、Windowsがおすすめな3つの理由を解説します。
Windowsパソコンはさまざまな種類があり、多くのソフトウェアに対応している
Windowsパソコンの特徴は、さまざまなメーカーから、豊富な種類と幅広い価格帯で販売されていることです。
Windowsの方が、Macよりも安い値段で買うことが可能です。
Windowsに対応したソフトウェアの方が数が多く、中にはWindowsにしか対応していないものもあります。
授業でもWindowsしか動作しない、ソフトウェアを利用する可能性もありますから。
大学生におすすめのWindowsのPCは、「【2023年】大学生におすすめのノートパソコン9選|絶対に失敗しない選び方を大学職員が徹底解説!」で解説しています。
文系大学生におすすめのノートパソコン
理系大学生におすすめのノートパソコン
クリエイティブな理系大学生におすすめのノートパソコン
大学の情報センターで、Macのサポートが受けられない可能性がある
大学にはパソコン教室や情報センターがあり、パソコンの基本操作やMicrosoft Word、Excel、PowerPointの使い方に関する質問をするためのサポートデスクもあったりします。
Windowsを推奨している大学の場合、Windows利用者を前提にしているため、Macを使っている場合、サポートを受けるのが難しいことがあります。
就職先では、多くの場合、Windowsパソコンを使用することが一般的
日本国内のPCでのOSシェア率を見ると、約70%が「Windows」を使用しています。
最近は業務で使うシステムがMacに対応してきたことで、Macの利用率も増えていますが、それでもWindowsが圧倒的に多数です。
できる社会人は、パソコン操作スキルも高く、ショートカットキー、ファンクションキーなどのキーボードを駆使して効率的に作業を行っていますよ。
大学生のうちから、ショートカットキーを使って効率的に資料を作成できるようになったり、Excelの関数やマクロを使って作業を自動化したりすることなど、PCスキルを向上させておきましょう。
大学生ならMacでもOfficeソフトを無料でインストールできる?
Microsoft 365 Educationを導入している大学では、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeを個人のパソコンに無料でインストールすることができます。
WindowsだけでなくMacにも無料でインストールできますよ。
私が勤務する大学でもMicrosoft 365 Educationを導入しています。
勤務先に、新入生から「Macでも無料でOfficeがインストールできますか?」と問い合わせがあります。
ただし、Macの場合は、「Access」「Publisher」といった一部アプリが利用できないといったことがありますよ。
Microsoft 365 EducationでインストールしたOfficeが利用できるのは、在籍期間中だけというのも注意点です。
大学はWindowsを推奨しているけど、どうしてもMacを買いたい場合の対策
大学がWindowsを推奨しているけれど、Macを購入したいなら、大学にノートパソコンの貸出サービスがあるか、確認しておきましょう。
WindowsのPCが必要になった場合でも、大学からノートパソコンが借りられれば、問題は解決しますね。
また、貸出期間も大学によって、当日限り、1週間、2週間と異なります。
まとめ
大学生のパソコン選びでよくある質問は、「Macを買っても大丈夫か?」というものです。
大学生のパソコン選びの基本は、自分が通う大学が推奨しているパソコンのスペックを確認することです。
特に、大学がWindowsをおすすめしているのにMacを購入すると、後で後悔することなると思います。
今回、大学生にWindowsをおすすめする理由は、次の3つです。
Windowsをおすすめする理由
- Windowsパソコンはさまざまな種類があり、多くのソフトウェアに対応している
- 大学の情報センターで、Macのサポートが受けられない可能性がある
- 就職先では、多くの場合、Windowsパソコンを使用することが一般的
大学がWindowsを推奨している場合、Macを購入すると、授業で必要なソフトウェアが使えない可能性があるため、これは大きなデメリットと言えます。
大学がWindowsを推奨している場合でも、Macを購入したい場合は、大学でWindowsパソコンの無料貸出サービスがあるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
Macで動かないソフトウェアがあれば、大学内でWindowsパソコンを借りて何となりますから。
この記事が、MacとWindowsのどちらを選ぶかで迷っている大学生の参考になれば幸いです。